イズマンさんが選んだ「すごいエロVR」 2020年上半期

ずっと見てみたいと思っていた、表面的な反応と裏腹な心の声が聞こえるギミックをメインに据えた作品。
心の声は恐らく後入れでしょう。声だけでの演技、尺の調整など大変難しかったであろうと想像しますが倉多まおさんが完璧にこなし文句なしのクオリティ。
心の声を聴くためには左手を耳にあてていなければならないという制約もすごく好きです。「愛撫する」「心の声を聴く」を同時にこなすのが難しくなる事で生まれる独特のテンポが実にもどかしくて最高。

正直粗も目立ちますが、それを補って余りある圧倒的な臨場感。
現状カメラを動かし難いＶＲにおいて、基本的に不向きとみなされているレイプなどのジャンルにとっては非常に革命的で、光明が見えた、と言えるレベルの物が出てきたことが非常に嬉しいです。

彼女の居ない隙に彼女の親友に手を出してしまい、最初の内はレイプですがそのうち親友も受け入れてしまい、次第に心を許してしまう・・・
アタッカーズと言うメーカーに対して個人的に抱いているイメージのまんまというか、実に「らしい」作風で、小泉ひなたさんの幸薄げな美しさ、気弱そうな雰囲気が実にマッチしている傑作です。

しかし、選出理由はそれだけではなく。
ＶＲを見る時、劇中の「僕」は自分ですが、その内心までは分かっていない事が実は珍しくありません。「僕」の心中をテロップ等で描写してくれる作品もありますが、大抵は作中の行動から人となりを推測しているだけなのです。この点について完全にやられた、と思いました。そしてすぐさま２周目に。

ロリレイプ物として極上の完成度。新田みれいさんは反応からしぐさ、怯え具合、セックス慣れしていない感じまで非の打ちどころがありません。
浴衣の帯を首輪に見立てた使い方も見事。男は一切喋りませんが、支配的な関係性や意志の伝達を表現する非常に上手いギミックです。

「乱れる」と言う表現がぴったりの真っ向勝負な作品。
紅潮する顔、崩れる表情、乱れた髪、切羽詰まった声、無意識に落ちるよだれ、小刻みに震える体、どこをとってもガチ感溢れる激しいセックス。
よく整った、かっこいいとすら思える顔立ちがどんどん崩れ、メスの顔になっていく落差が見もの。
そしてそれこそが美しいのだと感じられる所が、高城ひかるさんの魅力だと思います。

展開そのものはパワハラ全開、理不尽極まるものですが、

・可愛いがロリ過ぎない顔立ちにむっちりとした程よい体つき。このルックスにＯＬの制服は抜群の組み合わせ
・こちらの恫喝に従いはするが、明らかに渋々。途中気弱になっていったり、最終的に落ちる要素はあるが、一方で生意気な性格が最後まで残っている
・「ごめんなさい」と謝らせながらセックス

と超好みな要素が満載でめちゃくちゃに抜けたので選出しました。見る時は良心が痛まないよう、心からゲス上司になりきりましょう。

今期見た作品の中でぶっちぎりに可愛かったので。
キャラも完璧ですしやり取りも自然で、ただイチャイチャしているだけですらもう幸せ。

エロさの方も文句なしの出来で、特に横に置いたモニターの使い方が出色。
通常こういう場合「過去に撮った映像を見て盛り上がる」か「リアルタイムの映像を流して見ている客の死角をフォローする」のが一般的だと思いますが、今作では基本的に前者でありつつもその映像自体が単なる仕掛け以上のレベルに仕上がっています。服装もプレイ内容も現実とは一味違うものを用意、また客がそこを注視しても耐えられる画質を維持しています。
つまり客からすると現実の彼女（制服）と映像の彼女（バスケのユニフォーム）で単純に倍楽しめるものに。あの映像売ってもらえないかな・・・