2019年 上半期の結果を発表しました。

ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2019年上半期

ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2019年上半期

推薦作品 1

ジャケット画像学生時代の同級生2人に前から!後から!ノリノリで痴女られる!! フロントでたっぷりチ○ポを責められながら、バックで羽交い締めにされバイノーラル淫語を囁かれる超ドS痴女たちのコンビネーションVR!!

2019年上半期にとどまらず、自分史上最高のハーレムVRです!

前回、枢木あおいさんと高杉麻里さん主演でハーレムVR革命を起こした「前から!後から!」シリーズ第二弾。

「変幻自在の360°全方位トリッキー前後3PVR!!」というキャッチコピーがぴったりです。

女優をあえて視野から外してしまうという試みはさらに大胆に。波多野結衣さん、佐々木あきさんの二人が自由自在に視野の内外を動き回り、男=VR自分の体をまさぐり、息を吹きかけ、淫語をささやいてきます。第二弾というより、もはや別物に進化しています。

佐々木あきさんに気を取られていると、波多野結衣さんが顔をのぞきこんで笑っています。どうやら股間にいたずらされたらしい。
このとき波多野さんを見ていれば、かわりに佐々木さんの何かを見逃してしまう。

同時にいろんなことが起きますが、そのすべてを無理に見せようとしません。

カメラが引いて「全体」を撮そうとすれば、女優が遠ざかることを意味するのがVR。その場の当事者にしか見えない「部分」に割り切ることで、おそろしく体感レベルの高いハーレムが出現しました。

真咲南朋監督のハーレムVRは、女性が顔を寄せ合ってカメラににじりより、みんなでキスする場面が多いのですが、かなり近づいても女優が「一つ目」になりません。この部分の映像的な技術の進化も感じました。

ROOKIE VRでは、ファンタジックな照明空間で女優をきれいに見せるというコンセプトのVR(蓮実クレアさん、次が大浦真奈美さん・倉多まおさん)を真咲監督は制作しています。

この作品でもリアルな描写の中に、これらのファンタジックな照明効果が反映されているのかも知れません。映像がパッケージやサンプル画像よりも美しい。佐々木あきさん・波多野結衣さんが夢のように美しいんです。

[採点:59/60点(ふぁぼ:10、新機軸:9、演技:10、エロ:10、ハーレム:10、淫語:10)]

推薦作品 2

ジャケット画像【新感覚ドラマVR!】ボクにとって動画ってやつは結局夢と同じで、ぬくもりも無ければ香りもしないが、そこでしか存在しない君を想う不適当な温度感 麻里梨夏

2019年上半期、ジーニアス膝監督は、リアルを追求した架空ピンサロを作りあげたり、女優のすっぴんを見せたり、超大作『LIFE』と新機軸作品だらけでした。なかでも今作は、アダルトVRの可能性を大きく広げた記念碑的作品です。

たいていのVR映像はユーザー視点となります。ユーザーの視点に寄り添うほど、監督の作家性を発揮しにくいというジレンマがVRにはあります。視野内の何に焦点を当てるか強制できないからです。

「エロVR」なのでセックスシーンを入れなくてはならないというお約束もあります。

こうしたフォーマットの制約はときどきすごい傑作を生み出す“ゆりかご”になることがあります。今作はまさにその1つです。

セックスが前提のエロVRですが、毎回、セックスは新鮮なできごとであることが期待されます。そこに喜びや驚きやはじらいが描かれなければなりません。

セックスはいつも「事件」もしくは「事態を解決するもの」でなければならないのです(好きと告白されたり、デリヘルでうっかり挿入しちゃったり)。

ユーザーも心得たもので、女優や設定を替えただけの「お約束」でも、それを「事件」として見るのが暗黙のマナーとなっています。

今作におけるセックスは「事件」ではありません。事態を解決もしません。
いつもより乱暴にカノジョを求めるセックスには切実な理由が感じられますし、途中挟まれる視点移動は見事に感情に同期していました。

しかし、そのセックスはどうしようもない無力感に覆われています。
セックスは何も解決しません。その後カノジョは姿を消し、後に残るのは、元カレ撮影のスマホ動画のみです。

スマホに閉じ込められた麻里梨夏さんの楽しげな姿は鮮烈に美しく、屋外デートでの元カレとの軽快なやりとりは、VRの制約から解き放たれた躍動感にあふれています。

ユーザーは“主人公”の資格を失い、見つめるだけの存在に降格されます。

それどころか、自分のものであるはずの視野すら誰のものか疑わしい。もしかしたら監督の視野を借りているだけかも知れない。

今作は「無力感」の物語です。そして「不在」の物語です。

“主人公”のようで、実際には目の前の女性に触れることができないもどかしさに、ユーザーは実は自分自身がそこに不在であり、無力であることを思い知ります。

数多の女優を撮影し続ける、言い換えると動画に閉じ込め続けるAV監督は、女優に対して自分が不在であり、無力であると感じているのかも知れません。

恋人を失い、カノジョの動画が残った。でも、そこで物語は終わりません。
スマホ動画を見ながら自慰にふける“主人公”は、むしろ無力感を思い知らせるその動画にこそ変態的に執着しているようなのです。

それこそが「そこでしか存在しない君を想う不適当な温度感」なのでしょう。「不適当な温度感」はいったい誰のものなのか。“主人公”たるユーザーのもの?

なお、『LIFE』と発売時期が重なっていますが、今作と表裏の関係になっていると思われます。最後の記念写真に女性たちから手招きされながらも自分が写らなかったこと、麻里梨夏さんが、“主人公”を見守るだけで触れることができない天使の役で出演していることは象徴的で、今作と地続きだと匂わせます。

[採点:55/60点(ふぁぼ:8、新機軸:27、演技:10、エロ:3、密着:5、淫語:2)]

推薦作品 3

ジャケット画像宮川ありさ初VR!! 人妻・ありさと二人だけの不倫温泉旅行 密着混浴に濡れて不貞行為に耽る一泊二日

きとるね川口監督が、宮川ありささんというエロテロリスト女優を得て、エロ、温泉、旅情、サスペンスを見事にパッケージした「激エロ土曜ワイド劇場」とも言うべき作品です。

91分・3ファイルというちょうど良い長さに、これだけの内容がぴったり収まっています。

単なる不倫ではなく、かつて不倫していた女性が、結婚後に再び会いたいと連絡してくるという、男の自尊心をくすぐる設定が秀逸です。

しかも設定倒れにならず、脚本に破綻がありません。
宮川さんがピンポイントで欲しいセリフを口にしてくれます。
この状況だからこそ、こういうセックスをするんだよね、と何もかも納得ずくでコトが運んでいきます。

だからセックスがいちいちエモい。ここはこうでしょ! というエッチをことごとくしてくれます。

こうしたドラマ性の高さ、完成度の高さはAVがすでに実現していたものだと思います。AVの匠である、きとるね川口監督が見事にAV的世界をVRでやりきったという意味で重要な作品じゃないでしょうか。

冒頭のドライブシーンに度肝を抜かれましたが、まさにAVの主人公になったような体験ができるVRです。

[採点:53/60点(ふぁぼ:9、新機軸:8、演技:8、エロ:10、密着:9、淫語:9)]

推薦作品 4

ジャケット画像女性AV監督の現場を見学中に男優の現場バラシハプニング勃発!!ボクのチ○ポにAV女優がむらがる、夢のようなハーレム体験VR!! 体液マニアのボクのために大量唾液!中出しSEX3連発!ラストは大量放尿ご褒美プレイ!!

非日常なシチュエーションになるほど、女優の演技は重要になりますが、たいていはどこかぎこちなかったり、気まずい間ができたりします。そのへんを気にしないのがAV好きのマナーかも知れませんが、やっぱり自分は気になります。

今作は、突飛なシチュエーションにも関わらず、ぎこちなさも、気まずさも全くありません。

波多野結衣さん、佐々木あきさん、宮崎あやさんの息はぴったりで、(おそらくは)素に近い無理のない役割分担がとても気持ちいいです。

もう一つこの作品がすばらしいのは「精神的ハーレム」度の高さ。
単に挿入をせがまれるのではなく、トップクラスのAV女優それぞれからプライベートでエッチしようと競って求愛してきます。

セックスしている最中に、次の約束をする「おかわり保証」が大好きな自分としては、これ以上ない内容でした。

真咲南朋監督だけあって、放尿や男の潮吹きなどのM男プレイが、ノーマル性癖でも楽しめるようにカジュアルな形で盛り込まれているのも楽しいです。

引退する佐々木あきさん、宮崎あやさんのお別れ会シーンがありますが、単なる楽屋落ちでなく、最後まで作品世界を引っ張って、自分的に狂喜乱舞するプレゼントワードがささやかれるのも見どころです。

[採点:52/60点(ふぁぼ:9、新機軸:6、演技:10、エロ:8、ハーレム:9、淫語:10)]

推薦作品 5

ジャケット画像不倫情熱セックス 〜獣のように求め合う60分間の汗だく情事〜 三浦歩美

壮絶に美しい三浦歩美さんが不倫相手として玄関口に現れます。今日は60分しか時間が無いそうです。

すぐに玄関で濃厚なエッチがはじまります。
これまでに何度も体を重ねてきた関係らしく、VR自分とあうんの呼吸でコトが進んで行きます。お互いの性癖をたっぷり仕込み合った関係。

今作のポイントは、この「あうんの呼吸」です。
三浦さんのパフォーマンスもスーパーですが、男優のパフォーマンスもスーパーです。

男優の手の動きは、まさに自分のやりたいことを代弁してくれます。おねだり系M女に振り切った彼女を、ためらいなくVR自分が責めまくる爽快感!

こんなに激しく動いても鼻息ひとつ入らない男優ははじめてでした。

スチル写真がすばらしいのも今作の特長ですが、映像も本当にきれいです。セックスする場所が玄関と寝室ですが、それぞれの照明がすごくいい雰囲気です。とくに寝室ではしっかり薄暗く、それでいて三浦さんが抜群にきれいに映える照明でした。

ノーストレスでひたすらセックスに没頭できる、完成度がめちゃくちゃ高いVRでした。

[採点:51/60点(ふぁぼ:8、新機軸:5、演技:9、エロ:10、密着:10、淫語:9)]

推薦作品 6

ジャケット画像キメセクVR 媚薬・覚醒・絶頂・SEX中毒になった彼女にキメパコ好き放題ハメ倒されるVR 藤波さとり

自分史上、最高にエロい覆いかぶさり正常位が見られました!

AVにしろVRにしろ、実際に女優に触れることはできない中で、ユーザーの性欲を刺激しなければなりません。

うなぎ屋の煙を嗅いでご飯のおかずにするというケチな旦那の落語があります。

AVならうなぎの蒲焼きの姿を見せることが重視されます。料理を美味しそうに華やかに見せる必要があります。インスタ映えしなきゃいけません。

でも、VRの場合は料理を見せることよりも、むしろ匂いを嗅がせることが重要だったりします。この場合の匂いというのは、女優さんの匂いという意味ではなく、記憶を喚起するきっかけ、という意味です。

うなぎ屋の煙を嗅ぐのは、かつて食べたうなぎの味を思い出せるからです。

女性の首筋しか見えない対面座位、覆いかぶさって女性の顔が視野外に消えた騎乗位は、フェチ系映像を除けば、AVではありえない「セックスの断片」映像です。VRならではの「匂いを嗅がせる」手法だと言えます。

実際にセックスしていたら見えるであろう「セックスの断片」が、うなぎ屋の煙なのです。かつて実際にしたセックスの記憶が喚起され興奮してしまう。

ヘンな言い方ですが「セックスが好きな人」ほど、この匂いを嗅ぎたがる。

記憶の中の相手は女優さんほど美人やグラマーじゃないかも知れないし、平凡なシチュエーションだったとしても、目の前の映像、音声が合成されて、記憶を超えたセックス体験ができるのがVRの醍醐味の一つだと思います。

そういう意味で、今作の覆いかぶさり正常位は極上の匂いでした。
2017年のSOD、香椎りあさんのハメ撮りVRの正常位が自分的には最高でしたが、それを超えました!

クールな印象なのに、セックスになると普通じゃないテンションになるのが藤波さとりさんのすごいところだと思ってましたが、今作の藤波さんも自分の中で新記録に乱れます。

薄暗い雰囲気づくりといい、藤波さんがいっそう美人に見える照明はすばらしいです。

男優の動きが、自分で媚薬を仕込んだくせに急にキョドった手の小芝居を入れたり、せっかく藤波さんが感覚過敏になっているのに責めが緩慢だったりと不満が残りますし、途中でびっくりするくらい照明がおかしくなる一瞬があったりします。

それでも、藤波さんの媚薬演技は必見です。媚薬によって変化していく様子がセリフも含めて見事です。

なにより狂乱の覆いかぶさり正常位の匂いときたら……!

[採点:50/60点(ふぁぼ:6、新機軸:6、演技:10、エロ:10、密着:9、淫語:9)]

推薦作品 7

ジャケット画像HQ超激的高画質!どエロな2人の女教師に顔舐め!前から!後から!挟まれバイノーラルでの耳元囁きで全身がゾクゾクするような淫語責め!おしおき高密着濃厚中出し3P! 美泉咲・加藤ももか

2019年上半期は「前から!後から!」タイプ、つまり視野外に平気で女性が姿を消して、背後や側面から男を責める3Pハーレムが増えました。その中でも今作はただの二番煎じに終わらず、二人の女性がぐるぐるとVR自分のまわりを回りながら淫語をささやく、音声重視の別物と言えます。

まるで淫語の竜巻。
美泉さんと加藤さんが右に左に、はたまた背後に現れては淫語ヒットアンドアウェイを繰り返します。

繰り出される淫語は、キミのおちんちん大きいね、硬いね、って、男をあやし、からかいつつもチヤホヤしてくれる甘めの味付けです。

甘めだからといってつけあがり、オラオラと女性二人にいばりんぼな気分になることはできません。むしろひたすらに従順な生徒でいたい。二人の見事な淫語コンビネーションに身を委ねなければ!

とくに加藤ももかさんの淫語のキレはおそろしい。
カメラの先のユーザーにどんな風に見えるか完璧に理解しているように見えます。VRと淫語の天才じゃないかと思いました。

「顔舐め」が苦手なんですが、加藤さんの顔舐めには、初めて顔を舌でなぞられているゾクゾク感を覚えました。そのおそるべき正確さに、加藤さんには自分が見えているんだと思ったくらいです。

自分が大好きなちんこ褒め淫語の表現の豊かさには、涙が出てきました。
おそれながら加藤ももかさんに「“おちんちんおっきい”系淫語 of the year」を進呈させていただきます。

[採点:50/60点(ふぁぼ:9、新機軸:5、演技:10、エロ:8、ハーレム:9、淫語:9)]

推薦作品 8

ジャケット画像「もしかしてボクに気があるんでしょう?」突然出来た義理のお姉ちゃんは超優しくて頭が良くて超巨乳!!本人は隠しているつもりみたいだけどバレバレでちょっとボクに気があるみたい…。義姉が女友達と酔っ払って帰宅しボクの部屋に二人して乱入…

まちるだ監督の特長は、圧倒的なリアルスケール感と歪みを抑えた正確な遠近感でしょう。今作はさらに、より精細で鮮やかな映像が際立っています。凛音とうか(姉役)さんが最初にぽろんとおっぱいを出したとき、初めてVRを見たときの衝撃を思い出しました。まさに目の前にいる!

今作は、今期もっとも見返しているエロVRです。

香苗レノンさん(姉の友人役)が初恋の叔母に激似のため、今作にかなり歪んだ愛情を抱いていることは否めません。でも、初恋以前の無垢な瞳の自分が見ても、やっぱり外せないはず。だって、Wフェラがこれほど刺さる作品はないですから!

かねてから、フェラチオのときにカメラが寄るべきか、リアルな距離を維持するべきか問題がVR好きの中で激しく議論されています。

自分はリアル距離でなく「記憶距離」が大切じゃないかと思っています。

写真の世界でよく言われる「記憶色」。写真で求められるのは、現実の色そのものでなく、人が記憶している色です。正確であるより、見たい色かどうかなのです。

VRにも「記憶距離」というものがあるんじゃないでしょうか。
記憶にもとづいた、セックス中の互いの距離。

まちるだ監督のフェラシーンはいつも最高です。
もしかしたら、まちるだ監督も記憶距離を意識してるんじゃないかと自分は勝手に思っています。

今作は、まちるだ監督ならではの「圧倒的正確さ」に「実際と少し違う記憶の中の距離」をブレンドしているところがすごい。リアル距離と記憶距離が絶妙に両立しているのです。

フェラしているときはもちろん、挿入時もごくわずかな視点移動がさりげなく行われ、距離が補正されます。この記憶距離への調整が随所にていねいにていねいに施されています。だから臨場感がただ事ではありません。

桐谷まつりさんVRでも同様の工夫が見られますが、今作の「さりげなさ」は神業レベルじゃないかと思います。

まちるだ監督には珍しい(?)、覆いかぶさり正常位が見られるのも絶賛ポイントです。

また、王様気分のとっかえひっかえおかわり挿入が見られるという点で、ハーレムVRとしても激推しです。
たくさん女性がいるのに、なぜかイカせるまで次の女性に替わってもらえないという謎ルールは今作にはありません。「女性がイかなくても気分で交代する」という俺様ハーレムの醍醐味が思う存分味わえるんです!

[採点:50/60点(ふぁぼ:10、新機軸:4、演技:8、エロ:10、ハーレム:9、淫語:9)]

推薦作品 9

ジャケット画像歌舞伎町A店全面協力!本物店舗で撮影した超リアルハプニングバー体験 VR

2019年上半期、最大の「体験」ができたVRです。

実在するハプニングバーで撮影したことに加え、大勢の客や、そこで自分と関係なく行われている会話やプレイが徹底的に作り込まれていてリアルです。
※自分はハプバーに行ったことがないので、正確にはリアルに思える、ということですが。

ハーレムや乱交といった、普通じゃできない体験をVRでするたびに新しい感覚が芽生えます。

とくに乱交VRでは、相手の女性を「所有」するわけじゃなく「共有」することを覚えました。
しかし、今作でハプニングバーというフリーセックス闘技場に放り込まれてみると、自分がまだまだ甘ちゃんだったと思い知らされました。

女性だけじゃなく、自分自身も共有されることがあまりわかってなかった。
プレイルームというギャラリーが覗いている中で、まるで市場に出されたように自分のセックスが観察されます。

自分のセックスが見知らぬ人たちにじーっと見られてる! おとなしそうだった相手の女性はものすごく乱れてますが、これはギャラリーに自身を売り込んでいるのではと、ふと疑念がわきました。そして、自分自身も値踏みされているんだと気づきます。すっかりのんきに素人女性をゲットしたつもりになっていましたが、大きな勘違いでした。

何回か通ううちに、自分はレベルアップしていくわけですが、初めてセックスした女性は、別の日には他の男とエッチしていて、「ナチュラルさん、また相手してくださいね〜」と軽やかにシャワールームへ消えていきます。
※ナチュラルさんというのは店内でのニックネームです。VRで何て自分を呼ばれたいか問題もあっさりクリアされます。

プレイルームで三組が同時にセックスしたときには、すっかり「セックスがすごいナチュラルさん」と認知されているため、他の女性たちも寄ってきてハーレム展開に。女性たちに君臨できる理由がいつも気がかりな自分としては、最高のハーレム体験となりました。

登場する女性は皆、あえて素人っぽい雰囲気を残していて、AV女優っぽさがあまりないのも効果的です。VRを購入するときに、好みの女優か入念にチェックするものですが、今作に限っては一切気にしなくてよいと思います。

むしろ、パッケージを見て好みじゃないと思った人ほど見て欲しい。よく知らない素人女性ととっかえひっかえセックスできる楽しみが倍増します。

テンポよくカットが切り替わり、すぐに店内の間取りまで把握できるくらいうまく演出されています。とにかく飽きない、まどろっこしさや、つたなさゼロの快作です。

[採点:50/60点(ふぁぼ:7、新機軸:10、演技:9、エロ:8、ハーレム:9、淫語:7)]

推薦作品 10

ジャケット画像白木優子初VR!! 欲求不満な隣の奥さんに弱みを握られた僕は毎日様々な方法で寸止め射精管理! 焦らしに焦らされ続けお預けを食らいながらも最後は御褒美の一発入魂中出し!

2019年上半期のエロVRは「射精管理」が一気に増えました。JOIに次ぐ、ソフトM男向けプレイの金の鉱脈がごときです。

でも、痴女神・風見京子様を奉るM的願望症候群病棟で終身入院の身である長老に、この傾向について感想をうかがったところ「あれらは寸止めプレイじゃな。射精管理とはなんとも…」と悲しそうです。

前戯中に「まだだめよ〜」と射精を焦らされる程度のプレイを射精管理と呼んでよいはずがない。射精管理っていうのは、もっと狂おしいばかりの劣情を朝焼けに感じ、絶望を月夜に吠えるようなものでなければならない。長老はそう言います。

何の変哲もない言葉にエロを感じて、ぴくぴくと体が震えるほどに追い込まれなければならぬのだ。ワシは「プッチンプリン」と囁かれただけで卒倒したことがある……。

つまり、その場限りの射精禁止は射精管理ではない。射精管理とは日をまたぎ、朝な夕なに男を支配するものなのです。

このVRは、自分が知る限り、唯一の「日をまたぐ射精管理」が見られます。

最初のJOIから女性にきっちり管理され、精神的に縛られていく過程が見事です。脳で感じたいM男向けVRとして、現時点の最高作品でしょう。

それを支えているのが白木優子さん。よどみない鮮やかな命令口調、鋭い視線、やわらかそうな真っ白い体の説得力で、あっという間に言いなりになれました。

[採点:49/60点(ふぁぼ:7、新機軸:8、演技:9、エロ:9、密着:7、淫語:9)]

メッセージ

「輪郭」という言葉が好きです。

多くのアニメやマンガ、イラストには輪郭線が描かれていますが、現実の世界に輪郭線は存在しません。輪郭はAとBを区切り、AやBがどんな姿なのか明らかにするものです。でも、輪郭と覚しきあたりを凝視すればするほど、境界はあいまいになり、姿はぼんやりしていきます。

ですが、私たちには輪郭が必要です。どこまでが自分で、どこからが他人なのか。どこまでが自分の顔でどこからがゴーグルなのか。それがはっきりしないと困ります。

じゃあ、輪郭の正体はなんなのか。

それは、AとBをここで区切ろう、Aとはこんな姿なのだと断定する意志なのでしょう。
本来は知覚できない輪郭線を描かせるのは意志の力なのだと思います。

エロVRを見ると、欲情はもちろん、それに刺激されて妄想が広がったり、過去を思い出したり、驚いたり、笑ったり、見とれたり、さまざまな感情や思考がもやもやと沸き起こります。

さらに、その感情・思考をなぜ抱いてしまったのか、その謎を解きたくなります。

だから一つ作品を見たら、たいていはもやもやでいっぱいになります。
自分にとって“レビュー”を書くことは、そのもやもやの正体を明らかにすることです。

作品はそれを受け取ったユーザーの中で初めて像を結びます。初めて成立するのです。
これはエロVRに限りませんが、エロVRというのはその傾向がとくに強いメディアです。

ですから、作品を見て生じたもやもやの姿を明らかにすることは、自分の中で結像した作品の輪郭を描くこと、です。
もやもやに輪郭を与えて自分と分かち、初めて自分はティッシュを片付けはじめることができるのです。

とは言え、エロVRなので、要は抜けたか抜けないかが大事ですよね? あんまり関係ない話をするのはお呼びじゃないよね? という気持ちもあって、これまでどこかブレーキをかけながら“レビュー”を書いてました。

かつて動物園での初デート。見るものすべてにいちいち語る癖を指摘されました。別に動物好きじゃないんです。知識なんか無いんです。でも、なんか見るもの、見るもの、もやもや思う。それを言葉にしたくなって仕方ない。ミーアキャットはモアイに似て、何か待ってるように一点を見つめてるよね、みたいなことを。うるさいと言われました。セックスの最中には、淫語大好きすぎて、やっぱりうるさいと言われました。

初デートで相手に指摘されるほどうるさいのだから、おとなしくしなければ。

でも、ジーニアス膝監督、麻里梨夏さん主演の『【新感覚ドラマVR!】ボクにとって動画ってやつは結局夢と同じで、ぬくもりも無ければ香りもしないが、そこでしか存在しない君を想う不適当な温度感 麻里梨夏』を見たとき、もういいや、思ったこと全部書いちゃえって思いました。

こんなに“作家性”を感じる作品は初めてでした。それを見て生まれたもやもやの輪郭を描くのに、おとなしくなんかしてられないと思いました。

考えて見れば、エロっていうのは、自分の肉体や感覚や知識や経験、全身で感じるものです。感じたものは全てマイセルフ由来。だからレペゼン自分で語らねば。

この作品以来、なんだかブレーキが外れがちです。
今回は以前にも増して好き勝手に書いてしまいました。

『このエロVRがすごい!』は、参加した皆さんがそれぞれにとっての「作品の輪郭」を持ち寄ります。同じ作品に対してもまるで違うこともあるでしょう。

それをお互いに面白がれる皆さんを自分はすてきだと思います。
例え自分にとって抜けない作品であっても、それを面白がったり、鮮やかにスルーしたり、説得を試みる皆さんを本当に貴く思います。
※ちなみに、自分は『ボクにとって動画ってやつは結局夢と同じで〜』で抜いてません。
※他人の輪郭なんか興味ねえよ、俺のおすすめを聴け!って方ももちろん貴いです。

そして、そんな企画に思いや裏話やメッセージを寄せてくださったクリエイターの皆さんに、深く深く感謝します。皆さんがいるおかげで、こんなに楽しめます。

いつもは「集計係」と言い張っていますが、今回は少し主催っぽいことを口にしてしまいました。公開後、3日もしないうちに差し替えるかも知れません。7日たったら、これを読んだあなたの電話が鳴り、ゴーグルから貞子が出てきます。呪いを解除するためには、このサイトを告知したり、告知ツイートをRTしてくだ……。

さて、今回もまず30本程度を選んでから、さらに10本に絞り込んでいったのですが、自分の評価軸を次のように決めました。

①ふぁぼ(作品全体に対する自分の好感度)、②新機軸(新しいアイディアや演出、設定)、③演技、④エロ、⑤ハーレム/密着(ハーレムの場合はカオスさと臨場感、単体の場合は臨場感)、⑥淫語

それぞれ10点満点で点数をつけてみました。結局、最初の評価軸は「ふぁぼ」かよ。