2020年上半期 結果発表!

ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2019年下半期

ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2019年下半期

ぱちべえさん

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推薦作品 1
ジャケット画像彼女の旅行中、レズビアンカップルだと思っていたルームメイトが男もいけるバイセクシャルだと判明!!チ○ポとマ○コでイキまくる濃厚3P VR!! 真緒とももかのぐっちゃぐちゃに混ざりあった唾液と愛液に溺れ続ける新感覚VR!!

[採点:59/60点(ふぁぼ:10、新機軸:10、演技:10、エロ:10、ハーレム:10、淫語:9)]

だいぶ前のことですが、マッチョ俳優のスティーブン・セガールがセックス相手2人と家族を自宅に同居させているというゴシップ記事がありました。一人で戦艦を制圧する剛腕だからこそ成せる業です。本来ハーレムには何人もの女性をかしづかせる力が必要です。AVにおいてもVRにおいてもハーレムものは数多く制作されていますが、セガール的剛腕男性が登場することは稀です。

そもそも現状のVRでセガール的に振る舞うことはできません。話すことも身動きすることもできないVR男優に男主導でハーレムを形成する腕力は期待できません。したがって、多くの場合ハーレムは女性主導で発生することになります。

そう、集団痴女です。

イナゴの群れのように女たちがわらわらと現れて、男を食いつくし去って行く。
まるで天災です。

いったいにハーレムは男性のご都合主義を描くものです。誰が好き好んで一本のちんこをシェアせねばならんのだ。必ず女性の誰かはワリを食います。挿入している女性の斜め後ろで、無為な時間の手持ちぶさたに、とりあえず男の太ももを撫でる姿を見るたび心が痛みます。

多くのハーレムVRでは女性たちの欲望ベクトルは男性にしか向いていません。男性と女性A、男性と女性B…と単線的な関係が複数あるだけです。女性同士のつながりは希薄でむしろそれぞれ孤立しています。コンビニのレジに行儀良く並ぶように女性は順番を待ち、同じような関係を繰り返す。どうしても単調になりがちです。

そこで、女性同士にレズ要素を持ち込む試みがなされました。男性にのみ向いた縦方向の関係に加え、女性たちが互いに横方向にもつながり、場の関係性は一気に多様化します。

中島みゆきの「糸」を思い出してください。

ーー縦の糸はあなた 横の糸は私

織りなす布は、中心で差配係に堕していた自分をも温めます。

2019年下半期は、ハーレムVRにレズ要素を織り込んだものが一気に増えた感があります。その中で圧倒的だったのが今作です。「レズ要素」という軽い表現がはばかられるガチレズ感。

レズカップルの性玩具として自分が参加することになります。イナゴの群れに蹂躙されるのではなく、オナゴの群れの渦中に身を投じるめくるめく体験!

目の前15センチで繰り広げられるレズの痴態を、AV的傍観視点で味わうことができます。
その一方で、VR的主観視点で、自由に動くべきでない性玩具となり、すさまじい快楽を共有することもできます。

女性同士が互いを欲望しているので、自分は嫉妬の対象にもなります。浜崎真緒が自分とキスするとき、加藤ももかは恋人を自分にネトラれている。さらには、ルームメイトである恋人(星あんず)から自分がネトラれている。なんて豊かな関係性でしょうか。

真咲南朋監督は『【VR】飲み会後の女上司2人に前から!後から!ノリノリで痴女られる!! フロントでたっぷりチ○ポを責められながら、バックで耳舐め&言葉責め&羽交い締め!シリーズ最強の淫乱潮吹きコンビネーション逆3PVR!!』でもすばらしいハーレムを生み出しました。AVでケレン味たっぷり、ギミック満載のプレイを見せる大槻ひびき、浜崎真緒がリアル感を求められるVRでケレン味とリアルを絶妙に両立させています。

今作もやはりAVとVRそれぞれの長所が融合している傑作です。あの極彩色の世界の余韻がいまだにぬけません。

なお、セックス後に「きれいにして」と命じられてクンニする「お掃除クンニ」を体験したい人も必見です。

推薦作品 2
ジャケット画像歪んだ義理姉妹!突然できた義理の姉妹は超歪んだ関係だった!!ボクに突然出来た義理の姉妹は超可愛くて超巨乳!!そして仲が良い!!と、思っていたら義妹は義姉をおもちゃの様に扱い義姉は超気が弱く何でも義妹の言いなり!!しかも義妹は超…

[採点:58/60点(ふぁぼ:10、新機軸:9、演技:10、エロ:10、ハーレム:10、淫語:9)]

レズの気配も漂わせる義理姉妹に巻き込まれていくハーレムものです。いつも苛立ち高圧的な妹(岬あずさ)、不可解なほどに従順な姉(三原ほのか)。

自由に動けない男性の代わりに、岬あずさがサディスティックに君臨します。岬あずさが三原ほのかの頭を押さえつけるイラマチオはすさまじく扇情的です。

こうした「S女+M女+男」という組み合わせはハーレムVRでもだんだん見られるようになってきました。男性がしゃべれず、動きづらいVRで女性を責めるのにたいへん都合のよい仕掛けです。今作はそれがひときわすばらしく効果的です。

HHHグループ作品で、例によって長尺(208分)です。長尺についてはいろいろな意見があります。自分は2時間を超える長尺が苦手です。映画でも2時間を超えると気が遠くなりますが、エロVRとなると、性欲昇華の速度とストーリーの速度の不一致も気になります。

でも今作で、それ以上に長尺が苦手だった原因がわかりました。
最初から最後まで、登場人物の関係性や感情が、ずっと同じことに退屈していたのです。好き好き〜と登場して、最後に、これからもず〜っと好きだよ、と言われても。

今作は最後まで姉妹の関係が二転三転します。
姉妹の不可解な主従関係はいったい何に由来するものなのか。

まるで湊かなえの「イヤミス」です。章ごとに異なる登場人物がそれぞれの視点で語るうちに真実が姿を現す。虚実入り混じる姉妹それぞれの独白に翻弄されつつ、快楽に負けてセックスする気弱な探偵になったような気分です。

今作は姉妹の歪んだ関係の真相を徐々に暴いていくための切実な長尺です。

シーンが替わるたびに揺れ動く感情が猛烈にエモく、だからこそセックスにこちらも感情がのるのです。

三原ほのかの気まずそうな表情はとても雄弁です。
岬あずさの火が噴き出すようでいて、闇を覗き込んでいるような瞳の魅力に釘付けになります。二人ともまさに「女優」です。とくに岬あずさの演技が、同種(S+M+男型)のハーレム設定がいくつかある中、今作を段違いに優れた作品にしました。

なお、女性がセックス中にたいした理由もなく「ごめんなさい」と謝るのが見たい人も必見です。

推薦作品 3
ジャケット画像母には内緒で義父を寝取る娘 春風ひかる

[採点:57/60点(ふぁぼ:10、新機軸:7、演技:10、エロ:10、密着:10、淫語:10)]

2019年下半期、謎の大国FALENO専属時から待望されていた春風ひかる、佐藤ゆか(結々萌奈実)のエロVRが登場しました。これに心菜りおも加え、unfinishedからリリースされた三作品を「2019下半期・メンヘラ三部作」と勝手に呼んでいます。
※「家庭教師ゆい」も入れるべきでしょうが、諸事情により未見です。すみません。

この三部作、どれもすごいんです。

『【VR】目を覚ましたらそこはラブホテル。目の前には後輩の美人受付嬢が…。結婚したばかりの僕は帰ろうとするが酔いが回って動けない。唇まであと数センチで語りかける飲みすぎた僕を介抱してくれた後輩に僕は我慢できず… りお』は、大器、心菜りおのハマリ役です。完全全裸派の自分が完全着衣セックスに我を忘れました。

『【VR】隣に住む憧れのお姉さんが無防備すぎて僕は、、、 佐藤ゆか』は、得意のベランダ行き来ものと思わせて巧妙な罠が仕掛けられていたことに戦慄します。

そして今作です。

しゅごい。

最初は気楽な気持ちで見ていたのです。朝食シーンでは「春風ひかる、一口がでけえよ!」とか。再婚したての10歳年上の妻が妙にエロいなとか。どこか春風ひかるに似ている気もして、キャスティングすげえな、とか。しかもたいていのVRではカラミがないのに、今作はまずその妻(むちゃくちゃ巨乳)とのセックスではじまるので、お得!とか。

妻とのセックスを春風ひかるに覗かれても、はいはい、お夜食VRで慣れてるよ〜と平然としたものです。思えばずいぶんスレたVRユーザーになってしまいました。

しかし。

その後繰り広げられる春風ひかるの圧倒的パフォーマンスに、スレたVRユーザーは、あうあうとのたうつことになるのでした。

AV女優には二種類の演技が求められるのだろうと想像します。一つはこの朝食シーンのようなドラマ部分の演技。そしてもう一つはセックスシーンの演技。それぞれおそらく全く別のスイッチが必要なんだろうとよく思います。たいていはドラマ部分がぎこちなく、セックスシーンになると途端に滑らかになる女優さんが多い。

朝食シーンでそれなりに関係性を見せて、セックスシーンになったら、あのー、JKでしたよね?っていう手慣れたセックスを見せるのだろう。俺、一応義父な?

ドラマとセックスで首尾一貫した演技は期待しない。その方が、こっちも落ち着いて見られるじゃん、楽しめるじゃん、とスレたVRユーザーは斜に構えてたわけです。

土下座しゅる。しゅごいの、春風ひかるは。しゅっごいの。

春風ひかるは、実母に嫉妬し、義父を誘惑してネトろうとするJKです。
ことあるごとに母と自分を比較させ、キョドる義父をなだめすかして虜にし、お互いに絶頂に達する直前も、ユーザーに義父であることを思い知らせる。

春風ひかるのセックスは、まさにこのJKとしてのセックスだった。
無邪気に義父の愛を乞うようで、その実は母への対抗心なのか、単なるゲームなのか、どこか捨て鉢な少女のセックスだった。

姑息な義父は、欲望に負けて彼女の体を貪りつつも、たぶん最後まで一度も春風ひかるに「好き」と言っていないはずです。
そして彼女もそれをとがめない。ただ一瞬、粘土のような表情を見せ、受け流します。

淡々とした口調で義父を自分の繭の中に閉じ込めていくおそろしいメンヘラ感。

(おそらくは自分の生理を手がかりに)快感を体内に再現しつつ、それに溺れきらず役柄の心理まで的確に表現する。

近松門左衛門が言うところの「虚実皮膜(きょじつひにく)」の境地です。

ちなみに自分は近親相姦、とくに妹や娘とヤるものは基本、敬遠します。さらにJKはもっと敬遠します。だからこそキョドりながら春風ひかるに溺れていく自分に驚きました。これこそ体験型AVであるエロVRを見る価値なのだと思います。

春風ひかるの演技力はスレたVRユーザーである自分の想像をはるかに超えていました。エロVRではじめて見るレベルと言ってもよいです。そして、脚本が圧倒的にすばらしい。

なお、お風呂の湯船の中でお湯をざぱざぱしながらセックスしたい人も必見です(unfinishedのお風呂シーンはすごくきれいで華やぎます)。

推薦作品 4
ジャケット画像ベロ舐めの天才!出会い系で見つけた女子大生が指舐め/顔面舐め/アナル舐め/股間舐め ホテルの密室でSEXより気持ちイイ全身ベロ愛撫!!

[採点:56/60点(ふぁぼ:8、新機軸:5、演技:15、エロ:10、密着:9、淫語:9)]

ベッドにだらんと足を投げ出して座る自分。そこに現れる香坂みりな。デリヘルを呼んだのかと思ったら、マッチングアプリ経由ではじめて会うシチュエーションでした。その態度はないだろう、自分!

しかし、香坂みりなの第一声に衝撃を受けます。これまで一度も聞いたことのない声のトーン。

天才現る。

たぶん、彼女は息をするように嘘を吐く(ほめてます)。

幼なじみの男友達の話をことあるごとに繰り返す女性がいました。一心同体くらいに仲が良かったの、ああ会いたいな、こないだ久しぶりに電話したの、とても楽しげに話していました。

その男友達は実はとっくに死んでいて、ぜんぶ彼女の妄想だったことを後に知りました。

たがが外れた快楽への貪欲さを見せつつ、しれっと楽しげに恥じらうさまは、その女性をほうふつとさせます。
このVR、タイトル通りでシンプルなセックスメインの内容です。でも、香坂みりなは、めちゃくちゃヤバい。危険危険! 頭の中でサイレンが鳴り響く。

香坂みりなはすごい。突き抜けてすごい。カメラの向こうにいるはずなのに、自分の安全圏がおびやかされる。

なお、男の指と、ちんこを同時に咥える変則Wフェラを見たい人も必見です。

推薦作品 5
ジャケット画像至近距離でゲボ汁噴射! 漂うマゾの匂い!響き渡る悲鳴と尻打音! 脳が震える変態鬼畜ワールドを体感! 女子大生の貪欲なメス穴を心ゆくまで嬲って●す! ドS男子大歓迎!裏サークル最狂ハードコア新歓乱交パーティ!

[採点:55/60点(ふぁぼ:7、新機軸:10、演技:10、エロ:10、ハーレム:8、淫語:10)]

「エロに関しては誰でも自分が絶対(に正しい)」という言葉があります。

エロVRの大勢は「主演、俺」です。
視点は多様化しつつあるものの、便器になったり側溝になったり自転車のサドルになったりするものの、たいていは自分が主人公となって物語は進みます。

そしてユーザーは声高に主張します。俺ならこうする、俺ならこうしない。
まるで下手な役者が台本のセリフに文句をつけるようなものです。俺にはそんなセリフ言えねえ。

「エロに関しては誰でも自分が絶対」なのは、エロはそれぞれの体験や妄想に由来するからです。どんなに平凡でも貧相でも、その体験や妄想はその人だけのものです。

エロVRは着々とそんなユーザーの数多ある「絶対」に応えるべくノウハウを蓄えてきました。ユーザーのエロい記憶を呼び覚ますために、リアルセックスしていたら見えるだろう景色を見せることに腐心してきました。

まるで地雷原を歩むがごとしです。

男優のムダ毛はきれいに処理され、中肉中背、名前ですら呼ばれない。鼻息は最大の罪。しゃべりでもしたら大炎上。

俳優が自身の「記憶」を喚起・増幅して演技するリー・ストラスバーグの「メソード演技」に対して、唐十郎は「特権的肉体論」を唱えました。ある個人特有の肉体からしか生まれない演技があると。

唐十郎の舞台は、極端に強弱をつけた歌謡曲が鳴り響き、寝言でも出てこないような謎めいた美しいセリフが強烈な個性を持つ俳優たちの肉体からほとばしる。

観客は、自分の記憶など引っ張り出す余裕はなく、感情移入などという生ぬるいこともできずに五感を天地無用にひきずりまわされ、いつの間にか泣いていたことに気づく。

ユーザーの「記憶」に配慮して慎重かつ巧みに作られたVRで、自分の記憶を重ねて楽しむのを「メソード演技」的と呼ぶなら、今作はまさに「特権的肉体論」的です。

「ゲボ汁」とおどろおどろしい言葉がタイトルに踊りますが、吐き出される液体は透明で、むしろキラキラ光ってきれいです。
いや、それがきれいだと思う心理状態に追い込まれていくんです。

コワモテの男二人(沢庵監督、森林原人)、喜んで囚われるM女二人(新村あかり、葉月桃)。

自分はその変態パーティの新参者です。何度も目の前に女性たちは引き据えられて、自分に奉仕させられます。エロVRの「オカズ」要素も十分です。

でも、このVRはそんな安全圏にいることを許さない。安全ですよ。沢庵監督、なるべくこっちと目が合わないようにしてくれるし。安全だけど、安全圏にいちゃつまらない。

沢庵監督がとめどなく繰り出す言葉責めの呪文に浸っているうち、横で突かれている葉月桃の快感をまるで自分のことのように錯覚しました。責められているのは二人のM女のはずなのに、沢庵監督の言葉に緊張と弛緩を繰り返しました。

自我の境界が溶け出して、その場にいる全員が快感を共有しているような感覚でした。
快感は個人から溶け出して、場そのものが快感に浸っていたのです。

『特権的肉体論』の冒頭で、唐十郎は野良仕事が終わった農婦たちが点々とあぜ道に座り込んでオナニーしている姿を描きました。

彼女たちはそれぞれの特権的時間を過ごしているわけですが、ここには現代人とまるで異なる「自我」があります。彼女たちがカーセックスVRを見たとき、「なしてこげな狭いところで乳繰りあうのかイミフだべさ」と言うでしょう。

これは私の「特権的感想」です。

「エロに関しては誰でも自分が絶対(に正しい)」とは、誰しもがエロに対して「特権」を持つということです。他者の特権的エロをキラキラ光るゲボ汁がかかる距離で体験したとき、はじめて気づく我が特権もあるのだと知りました。

なお、複数の女性とちゃんとベッドでセックスしたい人も必見です。

推薦作品 6
ジャケット画像僕の部屋がいつの間にか近所の奥様達の溜まり場! 全員SEXレスで欲求不満らしく昼飲みしてたらムラムラきちゃって我慢できずに僕のチ○コを弄り始めるエロハプニングVR

[採点:54/60点(ふぁぼ:10、新機軸:6、演技:9、エロ:10、ハーレム:10、淫語:9)]

自分史上、最も見応えのあった4Pハーレムです。八乃つばさ、浜崎真緒、三原ほのかの三人ともに痴女行為をする説得力があふれています。ひたすら痴女の嵐にさらされます。

最初はテーブルを挟んでおしゃべりし、やがてテーブルを片付けて「レディ〜、ファイッ」。

それがたいていのハーレムVRのお約束です。
さっきまでのことは無かったように前のシーンと断絶するハーレムが多い中、喉が渇いたのか、行為の途中で八乃つばさがテーブルのドリンクを飲みます。これは今作の象徴的な場面でした。こちらが痴女られる理由を気にする必要なんかないのです。彼女たちはそんなヤワじゃないんです。黙って身を任せればいいんです。

また、ハーレムの場合、両脇の女性が何を言うかが重要です。ひな壇芸人のガヤによってバラエティ番組の質が決まるのと同じです。今作はこのガヤがすばらしい。

超楽しかった。

なお、ダンナよりおっきい、と言われたい人も必見です。

推薦作品 7
ジャケット画像久々に再会した親戚のつばさ姉さんに「昔みたいに一緒の布団で寝る?」と誘われこっそり布団の中で汗だく密着ピストン性交VR 八乃つばさ

[採点:54/60点(ふぁぼ:10、新機軸:7、演技:9、エロ:9、密着:10、淫語:9)]

エロVRで恋をしたいなんて思いません。いちゃラブは遠い国の祭りです。
エロVRで童貞を捧げたいとも性教育されたいとも思いません。

甘酸っぱい思い出を再体験したいなんて露ほども思いません。甘酸っぱい思い出が無かったから?
ありますよ、酸味効き過ぎてるけどな!

そう言えば、最初のキスのとき、八乃つばさの匂いを錯覚しました。柑橘系の甘い香りでした。

なぜ私はこのVRで八乃つばさに恋をしてしまったのか。
二人きりの時間がもうすぐ終わる。夫と自宅へ帰らねばならない彼女とどこか遠くへ逃げたいとなぜ思ったのか。

標準語を話しているのに、なぜか訛っているように聞こえる「八乃語」の魔力か。
首筋、二の腕に光る汗、本当にセックスをしていたら見えるはずの八乃つばさの断片をひたすら見せつけられたからか。

ズボン脱がしていい? おっぱい触って? そんな「女優のセリフキッカケ」で始まる行為が極力省略され、ごくごく自然に進む見事な演出や脚本のせいか。

今作は、私にとってエロVRの『天城越え』です。
八乃つばさが映画版『天城越え』の田中裕子にだぶります。

なお、「舐めてもいい?」ってお約束の質問をした後に「ダメって言っても舐めるんだけどね♥」って言われたい人も必見です。

推薦作品 8
ジャケット画像1人で居酒屋に行ったら2人のムッチムチ巨乳デカ尻人妻に逆ナンパされまさかの相席居酒屋に 宅飲みゲームで巨乳とデカ尻が縦揺れ横揺れし大興奮。エロい雰囲気になって肉感サンドイッチフォーメーションで痴女られたボク

[採点:54/60点(ふぁぼ:10、新機軸:5、演技:9、エロ:10、ハーレム:10、淫語:10)]

これまで何度も見たはずの倉多まおが、初めて見るように新鮮に、輝いて見えます。
篠崎かんなは、家政婦VRで見たコメディエンヌ感はそのままに、その何倍も色っぽく魅力的に見えます。

このハーレムVRが突出しているのは、二人がものすごく生々しいこと。見慣れたはずの二人の女優がまるで本物の素人女性のように見えます。

大胆な距離感からなのか、照明の効果なのか、篠崎かんなのキャラなのか。

前から、後ろからハーレムをやろうとしているところがありますが(肉感サンドイッチフォーメーション)、それはあんまり成功していません。でも、それは全然気になりません。それよりも肉感たっぷりの女性に左右から挟み込まれる感覚がすごいんです。

今作はとにかくドスケベです。ハーレムの構造も、ポジショニングもうるさいこと一切言わない。ただもうひたすらエロい。自分的にはちょっとびっくりするような作品でした。

なお、篠崎かんなに「ムチムチ騎乗位、はじめちゃうよ〜」と言われたい人も必見です。

推薦作品 9
ジャケット画像ペアルームNTRエステ すぐ真横にエステを受けている彼女がいるのに痴女エステティシャンの手技にチ○ポはギンギン!性欲には逆らえずなすがままに受け入れナマ中出し射精!

[採点:53/60点(ふぁぼ:8、新機軸:10、演技:9、エロ:9、密着:8、淫語:9)]

自分とカノジョが同時に悪徳エステティシャンコンビにネトラれるという設定が抜群です。それに憤るわけでもなく、誘惑に負けて声ガマン状態になる。自分自身がネトラれのターゲットになりますが、ネトってくる黒川すみれは、たぶん自分を好きなわけじゃない。ただ遊びなんでしょう。蟻地獄にたまたまハマっちゃった感があります。

ところどころで黒川すみれが「くふっ」と笑う感じが「あんた、ちょろ〜いw」と勝ち誇っているようでさらに興奮します。

普通のマッサージからエロマッサージに至る時間配分が絶妙です。また、手コキ系誘惑の時間がたっぷり取られているのがうれしい。

なお、無理に股間を強調しないシックスナインが見たい人も必見です。

推薦作品 10
ジャケット画像buz流メンズエステ!若妻系エステティシャンあんなちゃんに直談判! 桃井杏南

[採点:52/60点(ふぁぼ:8、新機軸:8、演技:9、エロ:10、密着:9、淫語:9)]

鏡を使ったVRはいくつかありますが、横長の鏡を床置きしたVRは初めて見ました。
鏡の置き方にエステ店としての必然性がまったくありません。ちょっとむりやりです。時間も75分と手頃で、エロVRとしては小品の部類に入るでしょう。

でも、女性の全身が入る鏡を使ったことで、これまで見た鏡使用VRとまったく違う体験ができる貴重な作品となりました。

ビジネスのマネジメントメソッドとして「PDCA」という言葉をよく聞きます。
Plan(計画) → Do(実行) → Check(評価) →Action(改善)という4つのステップを円環状に繰り返して品質向上をめざすのだそうです。PDCAを回す、なんて言い方をするとデキる人っぽいですよね。

私は缶コーヒーの安売りをしている自販機を見つけると、1100ペリカかよ〜っ!安いっ!なんてテンション上がる、一生這い上がれない正真正銘のクズなので、無縁の言葉です。

しかし、このVRはPDCAを実践する最高の教材でした。

具体的にみていきましょう。

騎乗位してるのを鏡で見るぞ(Plan) → おいおい、すげえな、まるで俺が主役のAVじゃんか!(Do) → 視線を戻すと目の前に桃井杏南がいると感激(Check)→ さらに興奮(Action)。

ポイントは「視線を戻すと目の前に桃井杏南」です。すべてVR内のできごとなのに、鏡を見た後に視線を正面に戻すと、女優が生身でいるように感じるのです。脳内で二重に体験が合成されます。鏡の国のワンダーランド体験。

鏡使用エロVRならではの「MDMA」のサイクルと呼びましょう。

Mirror(鏡) → Do(ヤる) → Modal(クロスモーダル現象) → Action(さらにヤる)。まさに脳内合成麻薬っ。

このサイクルって、ハメ撮りに似てますよね。
エロVRにおける鏡って、カメラの代わりなんだなって思います。
せっかく目の前にいるのに、わざわざ別の視点で見ようとする倒錯。

この興奮をさらにブーストするのが桃井杏南。本気でエッチしてるとしか思えません。
自分が知る限り、最高の本気感。

そしていかにも男好きのするルックス、スタイル…!

Momoi Dokidoki Miracle Anna!

なお、ハメ撮りのときになんとかAVっぽいアングルで撮ろうと一生懸命腕を伸ばしちゃう人も必見です。

メッセージ

AV的なものとVR的なものがいよいよ融合してきたのが2019年下半期なのだと思います。

エロVRはリアルなセックスを追体験することに一定の成功を収めつつあります。

男優がでくの坊と化すことと引き換えに、VRユーザーは自分の妄想や記憶を引っ張り出して、自分を重ねます。主人公となって楽しむことができるのです。

前回の2019年上半期まで、私の興味もまさにそこにありました。

本当に抱き合ったとき、女性の全身を見ることはできません。どんなに魅力的な肢体でも、視野内にきれいに見せようとすれば彼女は遠ざかる。だから目の前で呼吸とともに上下する鎖骨や、近すぎて二重に見える乳首に熱狂してきました。

全力で男優に憑依するのが私のエロVRの楽しみ方ですが、男優はそこにいながらも不在でなければならない。私はノイズキャンセリングならぬ男優キャンセリング機能をこの3年近く鍛えてきましたが、この男優ノイズ問題はやはりいまだに根深い。

この先にいったい何があるのか。女優を3Dスキャンし、ARで自室に呼び出して、女優の言動を学習したAIとセックスする「ソフトウェア」化でしょうか。

それはそれですばらしいでしょう。でも、私は技術的にまだ発展途上のVRで四苦八苦して作られている「映像」を愛しています。「映像」は作り手が見せたい「視野」を切り取ったものです。しかし「映像」が本来行うはずの「視野の指定」度合いが強いほど、FANZAユーザーレビューで地雷を踏むおそれが高くなります。

もちろん、自分の嗜好と重ねられるかどうかは、私にとってもVR購入時の大きな判断基準です。でも、時としてまるで未知だった身体感覚を味わう受容器官が体内に生まれてしまうようなVRがあるのです。そんな作品を私は「すごい」と思います。

未知な身体感覚の宝庫が2D AV(VTR)です。
女優、そしてときには男優も思う存分自分の存在を主張できます。

そして、美しい表情、魅力的な肢体がもっともよく見える視野を指定することができます。

今期選んだ10本の中には、真咲南朋監督、沢庵監督、きとるね川口監督と普通のAV撮影を中心にしている監督作品が4本あります。4本とも、単に主観視野内に女優が寄ってきてセックスする以上の「映像」でした。主観に忠実に再現しようとすればするほど薄くなるはずの作家性にあふれていました。技術的な進歩もあるのでしょうが、「VR AV」の演出面にも大きな進化があったのだと思います。

VRとAVを乱暴に言い換えるなら、主観と傍観です。それを共存させる作品が生まれてきたことが2019年下半期のすばらしい達成だと思います。

それを象徴するのが浜崎真緒です。見せ物的な、いかにもAV的な女優だと思っていました。あまりのハイテンションに、VRでは自分が置き去りになってしまう気がしたことも以前はありました。でも、真咲監督の「前から!後ろから!」ハーレムでの大槻ひびき共演作も含めて、出演した今期のハーレムVRはどれも最高でした。出力が巧みに調整され、彼女のAV的魅力がVRでも存分に発揮されていました。

また、今期は女優の演技のすごさに驚いた作品が多くありました。

岬あずさ、春風ひかる、香坂みりな。とくに香坂みりなはちょっと異次元でした。登場時の何気ない一言だけで衝撃を受けました。

エロVRと女性監督の相性の良さにも気づかされました。
真咲南朋監督作品はあいかわらずすばらしい。

10本には入れられませんでしたが、秋山メメ監督の『【VR】S級激カワ色白現役女子大生と生ハメ みか(21)』は、「痴女み」を限りなく薄めたリアル女子感がとても新鮮でした。
男性にとって都合よく振る舞う「痴女」ではなく、女性主体に振る舞うのは気持ちが良かった。思えば、エロVRでは、ほとんどのアクションは女性が起こすわけです。ですから、女性が監督し、女性の生理に基づいた作品は説得力が高まるのかも知れません。

こうして10本を選んで見ると、やはり2019年上半期、ジーニアス膝監督の「ボクにとって動画ってやつは結局夢と同じで、ぬくもりも無ければ香りもしないが、そこでしか存在しない君を想う不適当な温度感 麻里梨夏」は、当時のエロVRには、男優も監督も、さらにはユーザーも不在かも知れない、と匂わせていて、予言的な作品だったと思います。

そして、今期はそこを乗り越える作品をたくさん見ることができました。ちなみに私は、女優に「鈴木くん」と呼ばれてもまったく気にしません。