ぱちべえさん
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推薦作品 1
【VR】【新基準】ほぼノーカット!ハメ撮りVR ストレスフリーで最高の没入感に浸かる伊藤舞雪との熱烈イチャラブSEX
——キャプテン翼的セックスの功罪
「リアルにセックスしたった感」は、VR AVに当初から期待されていたもののひとつでしょう。それを実現するために、これまで本当に多くの工夫が重ねられてきたと思います。
「対面座位」「覆いかぶさり正常位」「耳舐め」「顔舐め」そして「天井特化」。VR AVならではの見せ場が生まれ、定番化してきました。
一方で、そうした見せ場「だけ」が、順々に映し出される(カット割りされる)と、セックスのリアルから遠ざかります。多くの作品がそれを回避するために、見せ場(カット)をなるべくスムーズにつなごうとしていますが、それでもやはりセックスは分断されてしまうのです。
この現象を「セックスのキャプテン翼化」と呼びましょう。
サッカーは野球と違って連続した切れ目ないスポーツですが、キャプテン翼はそれを分断・分解し、必殺技を登場させフィニッシュ局面をクローズアップすることで、わかりやすいエンタテインメントにしました。
サッカーはシュートを打つこと、それを防ぐことに単純化されました。
「スカイラブハリケーン」、「タイガーショット」、「ドライブシュート」といった必殺技は、「対面座位」「騎乗位」「覆いかぶさり正常位」といったVR AVの定番体位に重なってみえます。
もちろんキャプテン翼は、サッカーの魅力をわかりやすく伝えた賞賛すべきマンガです。でも、必殺技を繰り出すことが目的化し、サッカーの連続性がもたらす醍醐味はだいぶ省略されています。リアルなサッカーから遠ざかっている側面は否めません。
——体位と体位の間こそみなぎる!
今作は、「ノーカット」とタイトルに銘打ち、必殺技を使わずにどこまで連続したセックスを見せるのかに腐心しているように見えます。もちろん、ところどころで人気の高い体位も味わえます。でも、むしろ体位と体位の間、名付けようのない体勢で絡み合えるのが最大の見どころでしょう。
キャプテン翼化せず、セックスの連続性を体感できる、これまでなかった作品だと思います。
途切れないセックスの情動にシンクロする興奮といったらありません。
キス位置のズレは今後の課題でしょうが、今はこの作品の誕生を素直によろこばなきゃいけない。
——ついに「ハメ撮りVR」が真価を発揮した、2020年の最重要作品
男優がカメラ付ヘルメットをかぶって撮影する「ハメ撮りVR」は、自由自在な主観映像を実現しようとするものです。実際、これまで見たいくつかの作品では、自分が女優に迫っていくそれまで無かったドライブ感を楽しむことができました。
ただ、VR酔いの問題は大きいし、男優の意図しない動きに振り回されるストレスもあり、むしろ静止したカメラ映像の方が自分の想像(欲望)をのせやすく感じていました。
すごい撮影手法なのはわかっているものの、なかなか自分は手を出しづらく、それは他の多くのユーザーでも同じだったのじゃないかと思います(「#ハメ撮りVR大戦争」というハッシュタグでTwitter上の議論はある程度追えます)。
今作は「ハメ撮りVR」という技術を見事に活かし、「ハメ撮りVR」に命を吹き込んだ記念すべき作品だと思います。もっと言えば、VR AVがもともと期待されていた生々しい「セックスしたった感」がついに実現された作品と言えるかも知れません。
まったく集中が途切れることなく、生々しく、それでいて華やかなセックスを見せた伊藤舞雪はすごい。余計な頭の揺れも吐息も抑えつつ、見事なセックスを見せた男優もまた絶賛しなければいけない。これからは、右足にテーピングした男優だったらウキウキすることにします。
その他、今作がすばらしかった要因として、光の効果も見逃せません。昼下がりの自然光的照明が演出する美しいベッドシーンに心が躍り、その開放感が酔いを最小限にしたのではないでしょうか。浜崎真緒のレイプVRでは何度もゴーグルを外して休憩した自分でも、問題なく完走できました。
[採点:63/60点(ふぁぼ:10、新機軸:15、演技:10、エロ:10、密着:10、淫語:8)]
推薦作品 2
【VR】 彼女と一緒に行ったエステで隣で施術を受けている彼女がエステティシャンにNTRされていた!しかもそれを見てしまったボクもエステティシャンにNTRされてしまい、まさかのカップル同時NTR!3
——私の最大の性感帯は脳
2020年上半期で、このシリーズ第一弾(河北はるな、美園和花、真宮あや)に投票しました。大傑作でした。
そもそもVR AVになぜ設定、ドラマパートがあるのか。ただセックスを見せるより興奮するからでしょう。裸を見て興奮するとか、前戯に興奮するとかではない。その状況に脳が興奮する。
まさのり監督のVR AVは、脳の興奮のさせ方が抜群にうまい。設定をエロに見事に活かしきる。その上、途中で世界線がぶれない、破綻しない。
第一弾の世界線を自分は次のように要約しました。
「悪魔的な魅力と思考の女たちが、カノジョにレズレイプまがいの行為におよび、同時に、目の前でカレシも強引にネトる。悪魔的な女たちはドSにカップルを挑発しつづけ、いつの間にかカノジョは洗脳されたようにセックスに没頭していく……」(https://sugoi-vr.org/2020-1st-chijodomei/#nbsp3_NTRNTRNTR)
河北はるなも美園和花も真宮あやも、このすばらしい世界線を完璧に表現していましたが、このレベルの演技が揃うことはなかなかないだろうとも思いました。
実際、第二弾はかなりテンションが落ちたと思います。
第一弾が、エステティシャンの動機をまったく明かさず、すべて謎めいていたのに比べて、たとえばアイマスクを付けることをカノジョに承知させるなど、仕掛けを親切に説明してくれます。
ただ、カノジョ役がずっと同じテンションでとまどいつづけ、なのにセックスは拒まないという謎展開になってしまいました(三好凪のエロさはものすごいので、これだけでも見る価値はありますが)。
——ノンストップの淫語洗脳ワールド
そして第三弾の今作は、もはやあからさまにカップルを洗脳にかかり、一気呵成、ノンストップの淫語洗脳ワールドが展開されます。
自分とカノジョに対する淫語責めが多い気がします。圧倒的にエステティシャンの口数が多い。
第一弾ではあくまで普通のエステ施術と見せかけていましたが、今作はもう洗脳まっしぐらです。
これまで自分が見てきた推川ゆうりは、どっちかというと流される役回り、常識を保ったままの役回りが多くて、このシリーズのエステティシャンには向かないかも知れないと思ったら、これがもう圧倒的ハマリ役。
ネットワークビジネスにおけるプラチナメンバー登場感。
推川ゆうりの追い詰め方は見事だし、乃木はるかがカノジョにレズ的快楽をすり込んでいくのも見事。
そして星あめり。そんなエステティシャンが投げかけつづけるニュアンスを漏らすことなくつぶさに反応し、揺れ動きながら墜ちていく様が見事です。
今作の淫語はすばらしい。淫語というのは、おちんちんやおまんこを連発すればいいというものではありません。街中を全裸の女性が歩いているようなものです。教室やオフィスの物陰でおっぱいをチラ見する興奮を言葉で生み出すのが淫語だと私は思います。
ふつうならできないことをそそのかす言葉、口にできない言葉が淫語で、それは状況や関係性がしっかり構築されている必要があります。それを実現している今作はとても貴重です。
同じ世界線ながら、第一弾と異なる楽しみ、最高の淫語を味わえる作品です。
エステに行っただけなのに! いつのまにか謎の主従関係に縛り上げられ、罪悪感や嫉妬を抱きながら、エステティシャンたちの一挙一動に震えながらセックスにのめりこんでいく自分とカノジョ。
また、2020年上半期の本真ゆり・葵百合香の傑作エステでまさのり監督が編み出した、超々天井特化が味わえる点も見逃せません。
[採点:63/60点(ふぁぼ:10、新機軸:8、演技:10、エロ:10、ハーレム:10、淫語:15)]
推薦作品 3
【VR】キャンプ場でナンパした巨乳娘の恥じらい顔に大興奮!車の窓から顔だけ出させている間に激ピストンしちゃったADの僕
——「S女+M女+男」ハーレムの理想形
視聴者参加企画の体で、キャンプ場で見つけた女子大生(深田結梨)を、ディレクター(浜崎真緒)とAD(自分)がハメていくという設定。
何の撮影なのか、どう映像が使われるのか説明がないので、深田結梨がなんで同意していくのか理解に苦しみます。苦しみますが、深田結梨の素人感と押しに弱い感がすさまじい上、浜崎真緒の、こんな感じが良くて美人な業界の人は信用できるかも感もすさまじいので、まあいいか、と思います。
タイトルにあるようにロケ用ワゴン車の窓から深田結梨が顔を出して、性的いたずらに耐えるという重要な場面は、キャンプ場内の位置関係が今ひとつわかりづらく、盛り上がりに欠けます。
そもそも、ワゴン車の後部ドアが開いているため差し込む光がモニタに反射して、密閉されているから大丈夫という説得力がありません。
同じナチュラルハイの『歌舞伎町A店全面協力!本物店舗で撮影した超リアルハプニングバー体験 VR(通称:ハプバーVR)』は、すぐに店内の部屋の位置関係がわかって、それが興奮をかきたてました。
その続編『錦糸町B店全面協力!本物店舗で撮影した超リアルハプニングバー体験 VR 〜会社の同僚宮沢さんと〜』が2020年上半期に9票を獲得した際、レモンハート中島監督が寄せてくれた一文を引用します。
「僕は演者さんの演出は勿論なのですが、空間の演出がとても好きでハプバーはまさにその空間の演出が生きる作品でした
180度の視野のなかで、どこが入り口でどこがプレイルームでどこに誰がいて、という情報を的確に伝えるために、視野の角度や人の動きにはかなりこだわっています」(https://sugoi-vr.org/2020-1st-top5/#B_VR)」
撮影している映像をモニタに映す部分も効果があったとはいいがたい。
せっかく浜崎真緒がペニバンを使うのに、ペニバンと本物ちんこの交代部分がもっと見せ場になって欲しかったとも思います。
と、いろいろ不満はありながらも、今作にはすさまじく興奮したのでした。
浜崎真緒が深田結梨を責め立てる。自分は完全に「ちんこ係」となる。「S女+M女+男」ハーレムの理想形がたっぷり見られるのです!
浜崎真緒、深田結梨はそれぞれの役割を完璧に表現しています。
このとき、浜崎真緒は着衣のままです。ドMっぷりを発揮する深田結梨に興奮しながら、さらに深田結梨をいじりまくる浜崎真緒にももどかしく欲情するという忙しさ。
そして、そのもどかしさが一気に解放されるラストファイル。
めちゃくちゃ燃えました。
[採点:58/60点(ふぁぼ:10、新機軸:9、演技:10、エロ:10、ハーレム:9、淫語:10)]
推薦作品 4
【VR】会社の飲み会で終電逃したけれど 酔ってエロくなったムッチリ巨乳女上司に逆セクハラで朝まで抜かれまくった僕
——ハーレムVRにおける二大問題を一気に解決した記念すべき作品
[脇の女優に関与できない問題を解決]
これまでのVR AVでは、とくに対面座位や騎乗位の挿入時、脇にいる女優に対し、主人公は手を伸ばしておっぱいか、あそこをいじるくらいしか関与できませんでした。
ハーレムでは男が王様であるにも関わらず、生ける大人のオモチャに堕していたのです。
しかも、多くの場合、脇にいる女優は余裕たっぷりで「うわあ、入っているとこ、丸見えー」とか「もっと気持ちよくしてあげて」なんて、後見人のような立ち位置をとるのです。
脇にいても、興奮しちゃってあふんあふんして欲しい。
脇にいても、王様よろしく女性全員を支配下に置いている実感が欲しい。
そのあふんあふん状態の象徴的行為として、「横抱き」を私は待ち焦がれていたのです。
↓参考
#エロVR百景 #ハーレムVR研究 #このエロVR作品が見たい2019
タグが混乱してるので、メインは「#エロVR百景」でまとめます。
■横抱き
ハーレム状態のときに、傍らの女性の腰を抱く。
密着しやすくなり、女性にも逆手でなく、順手で触ることができる pic.twitter.com/rWKF9keGwI— ぱちべえ (@chijodomei) December 10, 2019
今作はついに横抱きが見られます!
[正常位が盛り上がらない問題を解決]
ハーレムVRでの正常位は大問題です。これを解決しようと数多くの試行錯誤がなされてきました。
女性が並んで寝そべり、挿入されない女性は手でいじるパターンがあります。何人かの女優の頭の位置を揃えようとするのか、男優の手が届かないからか、これをやる作品は意外と少ないのですが、「脇の女優に関与できない問題」と同様の物足りなさがあります。
だいたい、脇の女優は自分で自分の股間をいじるパターンが多い。
あぐらをかいた女優が、挿入される女優の頭(上半身)を抱きかかえるようにするというパターンもけっこうありますね。Hunterの『【VR】 開始0秒で即エッチ!最初から最後まで6人のお姉さんとエッチしまくり!!…』ではそれを5人がかりで行うというチアリーディングの大技のようなところまで昇華しました。
DANDYの『終電を逃した巨乳社員2人とホテルで部屋飲み 酔って熟睡する後輩のW無防備胸チラを見たら…あなたならどうする?』では、正常位をやりながら、傍らの女優のあそこを足でいじるという大技が見られましたが、同様の作品を他に見たことはありません。
DANDYの作品は別として、王様感、全員あふんあふん感は正常位ではなかなか味わえなかったのです。
ところが、今作はそれを軽々と解決しました。
ポイントは2つ。
一つ目は、二人の女性と交互に正常位をしたときに、先に終わった女性が理想的な態度をとっていること。たいていの作品だと、先に終わった女性はなぜか余裕たっぷりで「あ〜ん気持ちよさそう…」とか「激しい〜」とか他人事のようなことばかり口にしはじめます。まるで直前に自分が正常位で絶頂したことを忘れたかのようです。
今作では、先に終わった新川愛七は完全に放心し、虚脱状態で横たわる。先に仕留めた獲物の横で、次の獲物を狩っているような全能感!
二つ目は、覆いかぶさり正常位の呪縛から解放されていること。正常位では覆いかぶさり、女性の顔を近くに感じるアングルが着々と追求されてきました。
でも、女性は仰向けで、自分は上体を起こした正常位でこそ、王様感を味わえるのではないでしょうか。
顔を近くするために背中をクッションやらで底上げしたり、肘を立てて上体を起こす正常位では、どうしても自分の手で女性をあえがせ、もだえさせる醍醐味が薄れる気がします(もちろん、いいとこどりしようとしている作品もありますよ)。
正常位で互いの顔を近づけて、視線を絡ませる時間ももちろん貴い。でもハーレムは違うのです。一人一人に均等に愛を配ってる場合ではないのです。むしろいかに全員に君臨するかが大事で、するとハーレム正常位に求められるのは、どれだけ激しく女性があえぎ、それを眺められるか、なのです。
激しく快感を味わうときに、肘を立てていられるか? いや、いられない!
そのとき、女性の体は何を求めるか? きっと重力に負けて上体は水平を求め、さらには弓なりになり、手は助けを求めるように枕やらシーツやらをつかむ。
女性に君臨するわけですよ、ハーレムでは。てっぺんからの景色、見たくはないか?
覆いかぶさってたら、てっぺんからの景色は見えないのです。
佐知子が快感に体を支えきれなくなり、ベッドに上体を完全にあずけ、時には弓なりになってあえぐのを容赦なくL字正常位で突きまくっている最中、新川愛七は傍らで先ほどの快感に虚脱している。
新たなハーレムVRはここからはじまるのだと鼻息荒くなりました。
[採点:58/60点(ふぁぼ:10、新機軸:10、演技:9、エロ:10、ハーレム:10、淫語:9)]
推薦作品 5
【VR】会社の飲み会後に行き遅れのBBA(ババア)女上司とラブホで休憩…酔った勢いで理性を忘れて朝まで中出し性交
——VRネイティブの演出の誕生
監督名はクレジットされていませんが、VR AVの可能性をとても感じる、新しい作風。
2DのセックスとVRのセックスは見せ方が違うとはっきり割り切っているように見えます。
VR AVでできること、映えることをハイレベルで押さえつつ、VRに向かない2D AV的プレイを無理に挟もうとしない。
VRに向かない2D AV的プレイ、というのは、つまり男優と同じ姿勢をとることが難しいプレイです。例えば男の腰を上げさせたパイズリは、現状のVRにはあまり向かない。ちんぐり返しもそうです。
それらは2D的には見せ場になるでしょうが、VRではどうしてもチンポジが合わせづらく、自分はどうしても一時的に傍観するような心持ちになります。
今作は、VR AVで何を見せたら良いのか、2Dとは違うものなのだから、というところから出発しているように感じます。もちろん、今までにもそうした工夫はなされてきたのだろうと思いますが、いったんこれまでの作法をリセットした上で、VRならではのAVとして順を追って考えられ、作られた気がするのです。VRネイティブ世代の演出と言えるかも知れません。
テンポがすばらしくよいです。女上司と出張先同部屋設定でも、VRの弱点(?)とも言える、不自然になりがちなドラマ部分は極力短くしています。
例えば、最初から二人が同じベッドに座っているのはリアリティに欠けますが、そこは早めに切り上げてすばやくエロシーンに移る。そしてエロシーンの中で、シチュエーションをわからせる会話を混ぜていって納得感を高めています。
こまめに場所を変え、段階を踏んで、女上司がなれなれしくなっていくのも自然です。
また、エロ抜きのシーンも含めて、互いの距離感が抜群に上手い。今の技術でできるVRの良さを目一杯を引き出した作品と言えるでしょう。
女上司の潮崎綾音が妙に魅力的です。セックスのときに、欧米ポルノスターっぽく、ちょっと息を吸い気味にあえぐのは、ちょっと抵抗がありましたが、口調、声のトーン、表情、どれも説得力に満ちています。
[採点:56/60点(ふぁぼ:10、新機軸:6、演技:10、エロ:10、密着:10、淫語:10)]
推薦作品 6
【VR】腰の動きが普通じゃない女上司が不条理にち●ぽを食い尽くす出張夜。出張先で騎乗位×馬乗り杭打ちピストンで犯●れ続ける!篠田ゆう
——映画のエロシーンのような生々しさ
セックスの生々しさが強烈。ちょっとふぬけになっちゃうくらい。
セックス中の篠田ゆうに、びっくりするくらいリアルな存在感があります。よくある女上司と出張先で同部屋設定ですが、その設定ならではの口調や表情がすばらしいんです。完璧な人物造形。
まさにまさに「出張先で同部屋になり、こっちにカノジョがいても誘惑してくる女上司」が目の前に出現します。
そして、その女上司とセックスできるんですよ!
何、当たり前のこと言ってんだ、と思いますか? いや、これ当たり前じゃないですよ!
ありえないレベルで女上司なんですよ、篠田ゆうが! 一点の曇りもない見事な女上司ですよ!
セックスしてても少しもブレないんです、キャラが。ドラマ上のキャラクターそのままにセックスする。しかもそのセックスがもうたいへん! この感じはなかなかありません。
アマプラのおかげで何本か見た、白石一彌監督の映画に出てくる色っぽい女性みたいです。映画だとセックスはメインじゃないんですけど、今作はメイン。
ちなみに白石一彌監督の『日本で一番悪い奴ら』では、ソープ嬢役で少しだけ美泉咲が出演していますが、この美泉咲は発光してるんじゃないかと思うくらいエロ美しく、自分的にはこの美泉咲がベストです。
正常位でのけぞる(今期はこの、正常位のけぞりが増えてうれしい)篠田ゆうの痴態は、今すぐ脳裏に呼び出せるくらいです。
篠田ゆうはVR AV初期から美咲かんなと共演しているのを見たりしてましたが、2020年上半期の『美尻コンテストの控室でデカ尻お姉さん達に狙われたスタッフのアナタ!…』でずいぶん印象が変わったな、と思いました。ずいぶん脂が抜けて、自然な雰囲気。
今期では『【VR】あっという間に金玉の底がつく夜 卑猥な微笑みでムチャクチャに喰い尽くす搾取性交 篠田ゆう』も、熟女版地雷系女子という感じで見どころ多数でした。ドラマシーンだけなら、今作よりおもしろい(ただ、浮気チェックの段取りはかなり悪いのが残念)。代わりにセックスシーンでは設定が尻すぼみになった気がします。
今作は逆にドラマ部分は、むしろぎこちない(「ま、いっか」というのは演技というより篠田ゆうの口癖なのかも知れない)。
そのかわり、セックスシーンがすさまじい。まさにこれこそ、女上司と同部屋になってセックス、です!
[採点:55/60点(ふぁぼ:10、新機軸:5、演技:10、エロ:10、密着:10、淫語:10)]
推薦作品 7
【VR】部下であるボクが高級タワーマンションに招かれてー 女社長と時間を忘れるほど濃密な高級ランジェリー不倫情交 CEO佐田茉莉子 41歳
——心も体もゼロ距離体験
新しい試みが散りばめられている。VR AVで初めて感じる興奮がいっぱいでした。
セックスしていたら見えるだろう景色をVRで見たい、と自分はずっと思っていました。本当に抱き合ったら女性の首筋の一部しか見えなかったり、顔を胸にうずめたら、鎖骨しか見えなかったりするだろう、そういう映像を見たいと思っていました。
それを「セックスの断片」と呼んだり、「うなぎ屋の煙」と呼んだりしていました(2019年上半期の『【VR】キメセクVR 媚薬・覚醒・絶頂・SEX中毒になった彼女にキメパコ好き放題ハメ倒されるVR 藤波さとり』参照)。
そして、それを見せてくれるVRは確実に増えてきました。すると密着しすぎて、女優にめりこんでいるような映像も増えてきた気がします(ゼロ距離ならぬ、マイナス距離)。
今作は猛烈な密着感がありつつ、自分と女性の位置関係がしっかりわかる絶妙の塩梅になっています。
ああ、自分が欲しかったのは「ゼロ距離」なんだな、と今作を見てわかりました。
ゼロなんだけど距離はある。つまり、相手と自分との(心と体の)位置関係はしっかりわかるということです。
この頃、VR AVのキスにはすっかり退屈していて、なんだか顔がくっついてる感じ、としか思わなくなっていたのですが、今作の騎乗位中のキスはまさにキスだった!
今期、最も興奮した天井特化アングルでした。
女性のあそこを舐める場面もまさに、という距離。ゼロなんだけど距離がある。覆いかぶさり寝バックであえぐ佐田茉莉子は、まるきり自分とセックスしている最中の女性に見えました。
佐田茉莉子は初めて見る女優でした。最初は距離を感じます。まるでお互いに人見知りしているように。それが次第に距離が詰まっていく。熟女に求められるのは癒やしだったりするんでしょうが、癒やしなんてものはよくわからない。ただ、自分も失敗するかも知れないし、相手も失敗することあるよね、という懐の深さは感じたし、快感の求め方が的確で、しかもそれがギブアンドテイクだと織り込み済の感じが心地いい。
VR AVでは、自分の好み云々はおいといて、見知らぬ女性と通じ合ってゼロ距離に至る楽しみがあるとしみじみ感じた作品でした。
なお、矢澤レシーブ監督が今期リリースした(FANZAで数えた限り)22作品をすべて見ているわけではないので、この作品で自分が感じた新しさは、きっと同監督の他作でも随所に見られるんだろうなとは思います。
[採点:55/60点(ふぁぼ:8、新機軸:10、演技:9、エロ:9、密着:10、淫語:9)]
推薦作品 8
【VR】四性鬼神 ~神に選ばれしもの~
——VR AVを大きく飛躍させるかも知れないすごい可能性の扉を開けた
2018年頃だったか、VR AVでテロップを合成するのは難しい、とメーカーがツイートしていた記憶があります。文字を出すときには画面がブラックアウトして白抜き文字でテロップが出されていました(今も多い)。自分が知る限り、テロップを映像に乗せたのはKMP『LIFE』が最初じゃないかと思います。『LIFE』では、天使が魔法を使うエフェクトも使われていて表現の進化にびっくりしました。その後、プレミアム『勇者よ…目覚めるのです!…』でもかなり派手なエフェクトが使われました。KMP『不夜城』の、かっこよくズバンズバンと文字がエフェクトで重ねられるオープニング映像にも胸が躍りました。
今作は「VFX」を売りにしているだけあって、これまで見ていたレベルを一気に引き上げる多彩な特殊効果が盛り込まれています。多用しているだけでなく、使い方がなにしろかっこいい。冒頭の張り型を握った瞬間からのドライブ感はすごい、すごい!
VR AVが豊かな表現を手に入れた、記念すべき作品だと思います。さらに重要なのは、VRとVFXの組み合わせは相性がとてもいいということを、今作が明らかにしてしまったことです。
VR AVでもっともかんじんなセックスシーンにVFXを使って成功していることに注目したいのです。
サンプル画像でもわかりますが、「チンの呼吸」なる必殺技を繰り出して、鬼を成敗します。挿入してセックスが盛り上がってきたところで、お約束のBGMが入り、必殺技を繰り出す。大丈夫なのか、それで興ざめしないのか?
大いに疑問でしたが、自分は無事アレできた、とお伝えしたい。疑問を抱えながらもアレできた。そしてだんだん慣れてきて、むしろ盛り上がった。
これが2Dで、アレの直前にBGMが盛り上がり「チンの呼吸〜」とズバーッとテロップが入って、派手な稲妻エフェクトが出てきたら、何見せてくれとんじゃ、とかなり不評なんじゃないか(GIGAとかのAVが好きな人にはウケるかも知れない)。
ユーザーが主人公になれるVRでは、案外抵抗なく受け入れられるし、ユーザーが慣れてくると、射精時にVFX待ちするようになるかも知れない。BGMが途中で入ってくることも演出次第で全然アリだとわかったことも大きい。
この感覚は、ゲームセンターのコックピット型筐体で自分がロボットを操縦するのに近いのかも。
アレ以外にもいろいろなVFXが使われていて、ストーリーの輪郭を際立たせたり、没入する手助けとしてしっかり効果的です。鑑賞より体験、というVRならではの特性にVFXは大アリだと、私たちは今作で知ってしまったのです。
例えばセックス中にエロマンガのような擬音を描き文字で重ねたり、主人公のセリフをフキダシで入れたりといろいろな表現の可能性も見えてきます。2Dとはまったく違うエロがこれから見られるようになるかも知れません。そうなったら、今作はその最初の作品と記憶されるべきでしょう。
登場人物同士に関係性を持たせたストーリーは、設定倒れに終わらずに、きちんと回収されていくのもすばらしい。
とくに自分が好きなのは、羽生アリサが「響鬼(稲場るか)は弱いから……」と言うところで、もうその一言で、このストーリーに心を沿わせる甲斐がある! と思いました。
今作は女優陣の好演も光ります。冒頭、稲場るかが面を取ったときの尋常ならざる感や、優梨まいなのVRカメラ相手とは思えない独白は、VFXに負けない骨太感を作品に与えていました。
また、メイクがすばらしくて、これまでさんざん見ていたはずなのに、羽生アリサが超新鮮です。そして、八乃つばさはやっぱりいつもの八乃つばさなのに、鬼のラスボス役に違和感がないのがかえってすごい。
[採点:54/60点(ふぁぼ:7、新機軸:15、演技:9、エロ:7、密着:9、淫語:7)]
推薦作品 9
【VR】 新人ソープ嬢講習の客役で三輪車コース生中出し!!即尺~スケベ椅子~潜望鏡~マットで生中出しまで、新人Fカップ嬢2人とベテランHカップ嬢による高級店濃密サービスを忠実体験VR
——ソープランドとオーディオ、2人のメンターの教え
ソープランドコンパニオン新人研修でのお客様役を「台(だい)」と呼ぶ、とベテランのソープ嬢に教えてもらったことがあります(それが一般的呼び名かどうかはわかりません)。
指導役も任されるそのソープ嬢によれば、彼女または店についている太客(ふときゃく=途切れず豪気に遊ぶ上客)に台を頼むことが多いのだそうです(スタッフが台になる店もあるらしいですが)。
「それ、やってみたいなー!」と思わず口走った私にくれた冷たい一瞥は今も忘れられません。
彼女は「台はさ……射精しちゃだめなんだよ」と笑って、それきり口をつぐみました。やんわりと断るための方便だったのかも知れませんが、いずれにしても、台には、がっつかない自制、新人のたどたどしさをのんびり楽しむ余裕が求められるだろうとは容易に想像できました。
以来、台になるのはソープ遊びの終着駅、達人のみに許された最高峰だと思っています。
ソープの新人研修を題材にしたAVは、2Dではけっこうありますが、VRではあまりありません。とくに、台にフォーカスしたものはまったくないかも知れません。
VRであこがれの台になれる今作はとても貴重なのです。
「台VR」は2020年6月に、同じまさのり監督による『【VR】 あなたのチ○ポで新人ソープ嬢が実技講習!…』がリリースされていて、今作は2作目にあたります。1作目もそれなりに楽しめましたが、現実味は圧倒的に今作が優ります。
笹倉杏が洗面器にローションと熱めのお湯を入れて両手で手際よく溶く場面に快哉を叫びました。こうでなくてはな!
※熱めのお湯かどうかはわかりませんが、笹倉杏の手練れ感から、きっと熱いお湯だったと想像します。ローションは熱いほど良いのです。
マットでは、体を吸いながら舐めていく「吸い舐め」が見られます! こうでなくてはな!
新人役二人が、初々しい嬢と、そこそこデキる嬢の組み合わせで、エロVRとしての快楽要素もしっかりあります。とくに馬瀬まひ菜には明らかに「どっかでやってたことあるでしょ?」という風格があります。
ただ、台は前述の通り、太客かつ安心して新人に当てられる紳士なので、その選ばれし者感は欲しかったところ。全員初対面感があったのはちょっと残念で、指導役の笹倉杏のなじみ客だと感じられたら、もっとエロかっただろうにとは思いました。
もう一点、この作品を推したい理由は、現実そのままに感じられる映像にあります。
この作品を他社作品の後に見ると、そのリアリティにハッとするのです。
VR AVでかつて問題となっていた遠近の歪みや、女優のサイズ感といった問題はあらかた解消されていると思いますが、それでもやはりメーカーや監督によって癖があるようです。
オーディオマニアの先輩に自慢のオーディオルームへ連れて行かれたことがあります。あれこれ解説した後で先輩は言いました。「どこそこのメーカーの音が好きとか、訳知り顔で言う奴はだめだ。原音を忠実に再生することがオーディオの役割で、メーカーの個性などと言うのはそもそもおかしい」。ようやくその言葉の意味がわかってきた気がします。
Hunter、HHH-VRグループの映像は原音に忠実なオーディオに似ている、と思います。
[採点:52/60点(ふぁぼ:10、新機軸:10、演技:9、エロ:7、ハーレム:8、淫語:8)]
推薦作品 10
【VR】巨乳秘密サークル
——VRでは貴重なM男プレイを、ノーマルハーレムに組み込むunfinishedスタイル
ソファを使った前半は、チンポジを合わせづらいです。「巨乳秘密サークル」を結成して、一本のちんこで楽しむという設定を活かしきっているとも思えません。
田中ねねが初参加の欲求不満な人妻という設定がなぜ必要だったのかもわかりません。残りの三人が田中ねねを接待しなければならなくなり、ぎこちない間が生まれます。
フジテレビの『セブンルール』という番組における「長濱ねる問題」と同じ状況です。人生経験が豊富だったり、ひねた見方をするタレントがスタジオでVTRを見ながらトークするのがおもしろいのに、長濱ねるにはどちらもありません。そのため退屈な自分語りをするしかなく、他の四人はあいまいにうなづき、彼女をもてなさなければなりません。
※田中ねねが悪いのではなく、欲求不満な人妻という手がかりしか与えられないまま、劇中に放り出されていることが問題なのです。
ハーレムとしても、女性同士の横のつながりは希薄で、ちんこの順番待ち感は拭えません。なんのための秘密サークルなのか。
と不満たらたらにも関わらず、2020年下半期で最もリピートしたのが今作でした。
これだけストレートな四人ハーレムはVRで意外に少ないし、これだけピカピカの巨乳女優が四人揃っているのも少ない。淫靡な雰囲気づくりに暗めの照明も効いています。
巨乳でいっぱい! 的なVRはそこそこあるが、巨乳をカメラの前に寄せる「ぱふぱふタイム」以外は、巨乳密度の維持はなかなか難しい。今作は、常時、巨乳密度が高い。しかも、順番待ちハーレムながらも、サイドの女優たちは常にカメラに集中してくれているので、キョロキョロしても楽しい。だから何度見ても発見があります。
しかも、unfinishedのVRは強度の高いM男プレイが唐突にねじこまれる。
挿入前に顔面騎乗気味の強制クンニはもちろんのこと、射精後にお掃除クンニをさせるのは、ずいぶん思いきっています。
男をネクタイを付けたままにさせ、騎乗位中にまるで犬のリードのように引っ張りながら腰を振るなんて、そうそう見られるもんじゃありません。
[採点:51/60点(ふぁぼ:10、新機軸:6、演技:8、エロ:9、ハーレム:9、淫語:9)]
メッセージ
上半期は、これまでのいろんな試みが実って大豊作の感がありました。2020年下半期は、また新たな進化の種がいくつもまかれたような気がします。
2020年になって、VRでの演技がとても自然な女優が増えたと思っていますが、監督が演出指示しやすい技術の進化もあったのかも知れません。
ハメ撮りVRがついにその真価を発揮しはじめましたし、天井特化に続く新たなアングルの開発や、VFXを導入した新しいVR体験がはじまったりと、これからさらにおもしろい作品が見られそうです。