イング内藤さんが選んだ「すごいエロVR」 2021年下半期

とにかく石原希望さんの演技が素晴らしい！こちらを完全に見下してる事が分かる蔑んだ目つき、馬鹿にした態度もM男的にはそれだけで１本観たいぐらいのゾクゾクくるやつなんですが、そこからだんだん気持ち良さに負けていく様が完璧です。

心のドス黒い部分を引きずり出されるような劣情を煽るその表情、仕草、凄い表現力。設定自体はファンタジーなんだけど、そこに至るまでの石原さんの繊細な演技が見事に補完してくれるんですよね。
嫌がってる所からしてボソッと「…うん、ちゃんとやろう」「どっちの仕事もやめたくないしな」とか呟いてたりとにかくリアル。

構成もまた良くて、グラデーションで高まっていってる彼女が、ある捨て台詞的なものの直後に『あ、堕ちたな』って目つきで分かるシーンがあるんですが、
そのままカットを割らずに視点移動で顔近の正常位に移行する流れとか完璧でした。
一気にボルテージがアガる場面で一番観たい石原さんの表情でガッツリ魅せる。

それほど大きく移動する訳じゃないんですが、その間も気にならないように石原さんが引きのある台詞で繋いでたりと、練られた構成、カメラワーク、女優の演技がガッチリ一体となった素晴らしい場面でした。
堕ちるまでの部分だけでももの凄い満足度なんだけど、そこからも単なるピースフルなセックスにならずに(それでも今作は充分名作だったと思うけど)一捻りあるのにも感服です。

慈愛溢れる系の義母モノもいいけど、やっぱりゴリゴリのエロい痴女に○されたいんですよ！！
一応女教師だけどほぼただの欲求不満のシンプルにエロい女でしかないのが最高。
手ほどきって感じじゃなく欲望のままに襲ってくる感じ。
個人的には『ボクちゃん』とか言って甘やかされると何か燃えないんですよね。「〜したいんでしょ？〜してみなさいよ」とかキツく捲り上げられたい。
1stシーンでカットがかなり飛びまくるのだけが少し残念だけど、中盤からはじっくり観れるんで諦めないで！風間ゆみ姉さんの女としてのストロングな色気にヤラレろ。

濡れた人妻。この世で一番エロい存在かもしれない。ジャケでも見れるノーブラ白Tの殺傷力はそれはもうエゲつないのだけど、それを打ち明ける時のまおさんがマジで死ぬほどエロい。
そう簡単に事が始まらずにジリジリとした時間がしっかりあるのがまたいい。
頬の気配だけ感じ、キスが始まりそうで始まらない。もしかしたら私はこの時間が一番好きなのかもしれんわ。

VRって相手の顔が自分の頬のこの辺(どこや)まですぐそばに来てる時、ちゃんとゾワッとしますよね。あれ何なんでしょうね。AVVRはああいうシックスセンスを大事にしてほしいですネ。
そのワンステップが入ってると大抵そこからの耳舐めとか顔舐めもバチバチキマる場合が多いように思います。

そんな繊細な音響もバッチリで、しっとりジックリ人妻に迫られる悦びを感じられます。ちょっとアタマのおかしい感じなのもいい。しっとりとトンでる感じを違和感なく併せ持つ感じ、倉田まおさんの役柄としては大正解！

ギャルだけど実は一途っぽい栄川乃亜さんと清楚系で実はビッチ疑惑の花音うららさん(役の話です)がオレ(アナタ)を取り合ってバッチバチやり合う一作です。

冒頭からすでにうららさんが騎乗位でガンガン腰振ってるっていう、フルスロットルスタートなやつなんですが、
そこからそれぞれがシャワーに行く間にソロタイムがあって、ちょいネタバラシ的なひとりづつ掘り下げてく展開とか上手いですよね〜。
シャワー後は2人とも髪をアップにして戻ってくるのも、そのおかげで後のバックでうなじのラインがめちゃめちゃエロ綺麗なのもかゆい所に手が届きまくりだよ！

構成もいいけど、役のちょっとしたヒネリもいいギャップを生んでて、カラッと明るいけどしっとりさも出してくる乃亜さん、おとなしそうに見えて実はヤバさを秘めてそうなうららさんという、お二人のキャラにもよくハマってるのがやっぱり最高。

こんな事を言うとアレですがあおいれなさんのイジメっ子は絶品です。至高です。似合いすぎ。美人だからですよ。
また今作口が悪くて態度も悪くて最高。
あんな美人さんに口汚なく罵られるなんて希少なエクスペリエンスを疑似体験できるVRに改めて感謝。

「は？お前今なんつった？あんま調子乗ってんじゃねえぞ」とか言いつつもアレもコレもやってくれていい子なんじゃ？って感じもしますが、グラデーションはあれど最後まで嫌そうに抵抗する姿勢を見せ続けてくれるのもいいです。れなさんはそう簡単に屈服しないのが似合うよ。携帯で電話しながら雑に手コキされるシチュエーションとか個人的にジャストでした。
他にもいい作品はあったんだけど一番お世話になった単独作のこれを。本当にありがとうございました。

義母モノではありますが、もうハナから性欲もエロさも全く抑え切れてなくて笑っちゃう。義母がムスコを欲しちゃうパターンで、大槻ひびきさんのダメな女っぷりがめちゃハマってます。
何回ごめんなさいって言うんだって、全然反省してねえだろ(笑)っていう。「ごめんなさいっ！ごめんなさひっ！！」って叫びながら騎乗位で絶頂するひびきさんバカエロかったです。
風呂上がりを全裸のムスコに待ち伏せされて、我慢できずにムスコをオカズにオナニー始めちゃうシーンはヤバかったですね。「触ったり、入れちゃったらダメだと思うから…でもオナニーはぁいいでしょう…？ねぇ…見てて」「オカズにしちゃって…ごめんなさいっ…」
クソエロすぎるやろ。ハマり役。

お兄への愛が強すぎるヤンデレ妹エロVR。
ティーンモデルみたいな可愛らしいルックスの二葉エマさんですが、ちょっと猟奇的なぐらいの病みの演技も中々堂に入ってて見応えあります。
まあでも可愛いけど色気の方はね…なんて思ってたらスイッチ入った時の表情や声がまたエロい。今作は全編割とずーっと喋ってる感じなんですが、ちょいサイコっぽい役柄もあってなんだろうけど、エマさん自身やりたい事が溢れてるって感じの手数の多さで何かエモかったですね。
淫語も要所でしっかり重心乗ってるし、自分なりのツイストを見せようという気概を感じるセリフもあって、凄くポテンシャルを感じました。

多くは書かない(書けない)けど、凄いよ。凄すぎるよ、あべみかこ。危険すぎる。