テンヌマさんが選んだ「すごいエロVR」 2022年下半期

クサイとかキモチ悪いとか、けっこうひどいこと言われます。しかし、言ってることとは逆のことをかならずしてくれます。

そこがすごくよくて、何度も見ました。

胡桃さくらさんのメイドスタイルもめちゃくちゃ似合ってます。かわいい。

顔面特化というコンセプトの作品がありますが、いちばん優れているのは（知るかぎりでは）これと思います。ふたりの顔を眺めてるだけで幸福。眼福ってこういうこと言うんだろうな。

思わず「壁ドン 顎クイ」ってどこにあんのかな、と探してしまいました。一応あったけど、力点はそこにはありません。「年上女性に堕とされる極上体験」のほう。まさに！

シチュエーションをそろえて三人の女優に演じさせる。TMAさんはずっとこうした企画を続けています。とはいえ、脚本は共通ではありません。三つの似たシチュエーションのストーリーがあります。女優も三人、脚本も三本。
意識してるかは知りませんが、ハズレのリスクを分散しているわけで、とても正しいやりかたのように感じます。

初音みのりさんのパートが大好きで、何度も見ました。かぎりなくやさしい。

山岸逢花さんがエッチな美人秘書を演じます。秘書って演じる人を選ぶ役どころですよね。馬鹿っぽい人には絶対つとまらない。山岸さんは適役と思います。

……からの、恋人パートもすごくよくて。山岸さんの最高傑作と思います。

美しい女性を美しく撮るって、じつはとても難しいことです。そこをクリアした希有の作品。

誰も言わないから私が言います。スローセックスってVR向きの素材だと思います。
ゆっくりエッチが見られるってサイコーじゃないですか！

白桃はなさんも好演しています。とてもかわいい。この企画いろんな女優で見たいんだけどな。

FANZAのレビューであの人が名前も顔も変えて再デビューしたんだと知りました。言われてみれば面影あるかもと思いましたが、言われなきゃ気づかなかったでしょう。

改造はネガティヴに語られがちですし、失敗だなーと感じることも多いのですが、桐條紗綾さんはたぐいまれな成功例です。みごとな変貌。女っぷりが増してる。

しかも、あたりまえですが変わったのは見た目だけ。テクニックはそのままだから、ベテランならではのゆたかな技術を見せつけてくれます。これがまたすげーんだよ。新人にはできませんよこれは。

「天井特化」は人気シリーズになりましたが、これのどこが天井特化だよ、と言いたくなる作品も多くなってきました。天井視点は申し訳程度にあるだけで、覆い被さりとかバックとか、天井とまるで関係ないアングルがメインになってる作品もしばしばあります。
人気がある＝万人の好みに合うですから、あれもこれもになっちゃうのは致し方ないのかな、と思います。

この作品はシン・天井特化とうたわれ、そこにこだわってつくられています。天井アングルがひたすら続く。しかもすげー顔近。このアップを余裕でこなすひびやんもまったくすごい。年食えば食うほど美しくなるなあこの人は。どこまで行くのか興味があります。

新機軸ですね。心の声が聞こえるという作品はいくつかあったけど、三人ハーレムで、心はすごく嫌がってる、レイプに近いというのははじめてだったと思います。積極的に評価したい。

……けど、じつはこの作品が好きなのは、「心の声無し」バージョンです。好き好き言われたいんですよ。ちやほやされたいの。

「無し」バージョンがあるのも地味に新機軸。いちばんの評価ポイントはそこです。渚みつき・天馬ゆい・渡辺まお、三人の女優も好演。撮りっぷりもすごくいい。