芹沢智幸さんが選んだ「すごいエロVR」 2022年下半期

まさしくタイトル通りの作品！
女優さんは下着姿で胸の露出もなく、男性側も上半身裸だがパンツは着たままで陰部の露出や射精シーンもない。
道具を使ったりせず女優さんの舌舐めと手だけによる乳首責めのみで、乳首責め好きには前戯の一環でなくたっぷりと楽しめる一作なのは間違いだろう。

始まりもラストも同じような添い寝シーンであるが、若宮穂乃さんを通して主人公が回復したであろう対象的な構図となっている。
若宮穂乃さんの優しい雰囲気もあり、見終わった後に主人公と同じく癒されたり元気になれる一作。
若宮さんファンはもちろん、日々の疲れが溜まったアダルトVR好きにも見て欲しい。

まず、今では珍しくなった乙アリスさんの黒髪姿からギャルになって帰省という変貌に驚く。
後半での絡みでは乙アリスさんのギャルらしい明るく楽しい感じだが、終盤で見た目が派手になったもののあの頃から気持ちが変わっていないという事が、言葉の端々から分かる様になった時にギャルの見た目とのギャップがあって心に響く。

恋人夫婦でない関係で絡みまでの流れに行き着くかというのにおいて、ヌードデッサンモデルという必然性がある。
しかしながらアダルト作品とはいえモデルでヌードになったからと言ってバイトで初対面なので2人に関係性はない。
デッサン中に画家に見えないように、胸揉み、手コキやキス、手マン友田真希さんからアプローチ仕掛けるが、デッサン
する上での指示も相まって不自然に見えない流れでの愛撫なのは面白い。
前半でのデッサン中の愛撫があったからこそ、雰囲気作りが出来ているからこそ絡みに流れ着く構成は上手い。

夕季ちとせさんの画像を使おうと思ったら、本人が現れた所から終始淫語を言ってくる夕季さんの明るくもエロい雰囲気に引き込まれる。
淫語が主になるのでなく、夕季さんの自然な言葉としての淫語という感じなのでプレイの手助けという機能を発揮しており気持ちが昂ぶる。

冒頭の野外でのデートシーン、ホテルに移ってからも夜景の見えるベランダシーンがあったりとアダルトVRでは珍しい屋外シーンがありAV女優設定の木下ひまりさんと恋人気分を味わえるだけでも本作の醍醐味がある。
AV女優設定を活かしたプレイの上手さという絡みのシーンも見応えある。

AV女優ファンである主人公が男優と参加して好きな女優をAV撮影現場で目の前にするという、それだけでも森日向子ファン、彼女のファンでなくても堪らない設定ではなかろうか。

主観アングルが大多数を占めるVR作品で客観アングルがある作品もあるが、この作品では撮影に参加という客観アングルである必然性がある。

後半では撮影後に森日向子さんと2人きりでの絡みパートとなるが、好きな女優の撮影に男優として参加から女優と2人きりとAVファンの憧れが全て詰まっている一作ではないか。

帰省した際に親戚に誘われて〜という設定は熟女系作品なら定番、ありがちなのかもしれない。
風呂場での手コキから家族に気づかれるかもしれないという相部屋での主人公の初体験を奪っていき、翌日は家族が出掛けた後に二人きりになった家での絡みという展開で、天井特化と地面特化両方が楽しめる一作となっている。

後輩からのアプローチで付き合いたいや体の関係を持ちたいでなく、オナホにして欲しいと言う設定は面白い。
個人的には好きな女優さんの作品を見たい気持ちはあれど好きだからこそ見たくない気持ちもあったりするが、主観でその気持ちは減るもののオナホというフィルターをかける事で気兼ねなく見る事が出来る。

森日向子さんの可愛さに隠されているが、オナホにして欲しいと迫ってくる感じは所謂ヤンデレにも捉えられるしそれを成立させたのは素晴らしい。

メイド服好きでないが、コスプレっぽい可愛さや露出度を重視していない本格的なメイド服で性交時も着衣であるのはポイントが高い。
屋敷に勤めているのや本格的なメイド服、新人メイドへ指導するのもあり、言葉遣いが丁寧なのも雰囲気を高めてくれる。
最後となるメイド長との絡みでは、最後になるからこそ今までとは違う思いが入り新人メイドとの絡みとは差別化が見られる。

ラストはパイズリの指導で終わるが、ここまで来てメイド服を脱ぐ事でメイド服の印象が強く残る。