ジーニアス膝さんが選んだ「すごいエロVR」 2016-2021オールタイムベスト

アダルトVRの原点のような作品だと思っています！
まだ誰もAV×VRというものの解を見い出せていなかった時代において、美咲かんなさんがその問１の正答者になったのだと思います。

監督からの指示の方法なども全く確立されていなかった当時においては特に女優さんの“VRを読むセンス”が作品の善し悪しを決めることが多々ありました。美咲かんなさんはVRを通して自分がどう見えているかという客観性を持ちそれを教本として私たち制作側に提示してくれました。

当時監督陣は誰もがこの美咲さんのプレイを見て距離感や目線、VRにおけるキスなどを学び、それを真似ました。そして2022年の現在そこから派生したプレイや表現などに暖簾分けされていったと思っています。

美咲さんは大勝軒の創始者山岸一雄さんのような人ですね。
そう考えると、こあら太郎先生は麺です。中太麺。

私自身このお二人から、この25分からすごく沢山のことを学ばせて頂きました。

美しい古川さんが登場し、そこもう少し楽してもいいんじゃないのかな？と思うほど謎にクオリティの高いリアルマジックを鑑賞した後、更に追撃マジックを見せてくれます。まさかAVのVRで鳩見れると思ってませんでした。

更に上半身と下半身が左右に分断された古川さん。下半身古川さんの端正なカラダをイジると離れた位置いる顔だけ古川さんが喘ぐという完璧なマジックSEXを堪能できます。
エンターテイメントに更にエンターテイメントのあんかけをかけたような楽しいVRです。
レシーブ監督には直接何度も「マジックVR最高です！」と伝えてるのでそろそろ呆れられているかもしれません。

VRでもどんな目線だっていいんだ、という着眼点を明確に与えてくれたタイトルだと思います。数は多くないですが、自分の作品でも必要であれば俯瞰視点、神の目視点を恐れずに入れ表現の多様性を失わないように心がけてます！

VRにおける抜くための完成形体位の爆誕という感じかなと思います。
いくつかの試作的タイトルを経て完成したデザインジャケットと“天井特化”というワードはとても秀逸でセンセーショナルだったのだと思います。
当時まだ入社したてだったデザイナーのS君が悩みながらデザインしていた情景を思い出しました。

シチュエーションを体験させ記憶に触れる形の記憶型没入に対して、この天井特化体位は手淫無双タイムを提供する身体的没入なんだなと勝手に区分しています。

いつかのこのエロVRがすごい後夜祭ラジオにおいて、なぜ天井特化は抜けるのか！みたいな話をユーザーの皆様が熱く語っていたのですが、その内容が制作側ながらめちゃくちゃ勉強になりました。最高の補完ラジオでした。

この作品は最初の１分でもう完全に勝負が決してました。
風の音、揺れるテント、そこに頭に軽く雪を乗せたニット帽のマジで可愛い後輩おぐゆなちゃんが入ってくる。もうこれだけで十分。
シチェーション没入タイトルにおいてはこれ以上のものって中々ないんじゃないかなと。とてもシンプルなんだけど、最高にスマートなシンプルというか、ただのハードパンチでわからせるっていうのとも違くて、どちらかというとカウンターパンチで気づいたら泡吹いて失神してたみたいな切れ味の冒頭１分。

そこからはもう没入しまくってるもんだから少し薄化粧のおぐゆなちゃんが可愛くて可愛くてたまらない。没入の連鎖がエグいです。

VRで体験すべきAVだと思います！