推薦作品 1
【VR】出張先のスナックで出会ったママが乳首ビンビン巨乳で誘惑してきたのでお店で!さらに自宅で!ほろ酔いぶっ飛び2SEX VR 8Kだからママの性格の良さとエロさが丸わかり!地方のスナックに来てよかった神体験!!
得票数1
高校生の頃、アルバイトしてお金を貯め、鈍行列車を青春18切符で乗り継いで、乗鞍高原へスキーに行った。
松本電鉄に乗り換える待ち時間、松本駅コンコースの売店で店のおばさんに声をかけられた。「どこから来たの?」「スキー? 友達と?」と二言三言言葉をかわして少しの沈黙ののち、おばさんは思いきったように「ちょっと、抱いてもいい?」と切り出した。私があまりにかわいいので、どうしても抱っこしたいのだと言う。返事を聞く前に彼女はするすると近づきとまどう私を抱きしめた。
おそらく彼女にとっても大胆すぎる行為だったのか、ぐいぐいきたわりに抱擁はごく短く、体を離したおばさんは恥ずかしそうに売り物の長野名産りんごチップス1袋をお礼だと寄越したのだった。
こういう物語がAVをAVたらしめているのではないだろうか。
学校になじめず田舎の親戚に預けられ親戚のおばさんとだったり、10年ぶりに会った初恋の彼女がヤリマンになっていたり、妹に勉強教えてあげるかわりに姉がエッチを教えてくれたり、教え子、レイヤー、乳タイツ、ただセックスを見せるのではなく、エッチが生じるだろう設定を多くのAVは持つ。
しかし、この設定が正しく機能することはまれだ。導入部分がせいぜいで効果的に使われる作品はほぼない。効果的に使おうとするあまり、セックスの途中に何度も「社長、もう秘密をうちあけてもいいんじゃない?」と女企業スパイに言われるとむしろ醒める(KMP作品)から、設定に忠実であるのが足かせになるのもまたAVだ。
ジーニアス膝監督は、またしてもこの足かせをむしろ傑作を生み出す「ゆりかご」にした(『【新感覚ドラマVR!】ボクにとって動画ってやつは結局夢と同じで、ぬくもりも無ければ香りもしないが、そこでしか存在しない君を想う不適当な温度感 麻里梨夏』レビュー参照のこと)。
スナックのママといきずりのセックス、そして翌朝を描くこの作品にとてつもないエモさ、同じような設定のVR AV作品群には無かったエモさが発生するのは、セックスと物語が一体となって立ち現れるからだ。
このエモさはミュージカルのエモさと似ている。ミュージカルとは(全部歌のタイプもあるが)通常の芝居のさなかに突如歌がはじまるのが醍醐味だ。見慣れなければ奇異にうつるが、芝居の中で醸成され、凡庸なセリフでは表現しきれない感情が歌となってほとばしる瞬間がミュージカルのエモさだ。2020年大みそかのTV番組『絶対に笑ってはいけない』で神田沙也加と井上芳雄というミュージカルの大スターが登場したのを「笑ってはいけな」かったのは、素養のない人にはこれが異物でしかないからだろう。
セックス中、二宮ももが思わず知らず口走るセリフのエモさ。『レ・ミゼラブル』のファンティーヌが「夢をみていたわ〜」と歌い出したときのような強烈なエモさと同質だと私は言い切る。セックス中のセリフとはともすれば異物であり、芝居の中の歌のようなものだ。それが異物ではなくエモくなるのは繰り返すが、セックスと物語が一体となっていることによる。そして幸いなことに我々にはVR AVの素養がりんごチップスをいきずりの高校生にあげるほどある。
りんごチップスのおばさんのように、昂ぶったあまりにふだんとしないことをしてしまう瞬間、情動に突き動かされてしまった稀有な瞬間に立ち会えるのだ。
推薦作品 2
【VR】Wスーパー顔面特化アングルSpecial 8K VR ~僕のことが大好きすぎる顔面最強の連れ子姉妹と夢のハーレム性活~ 尾崎えりか・小那海あや
得票数1
VR AV初期は、対面座位のときに、女性の頭が自分より高い位置にないと親の敵のように罵っていた。男のおへその上にカメラがある感じ、と言えばダメなVRに決まっていた。重要なのは体感的で身体の記憶を呼び起こすようなアングルこそ正義だった。
VR AVは2Dと違う特権性があるはずだったが、いつの間にか私自身が「景色」を求めるようになっていた。これを「VR AVのAV化」と呼ぶ。これが個人的な出来事なのか、それとも「我々」に起こっていることなのかはわからない。
今作をピンサロ大好きスズタケさん監督作品だったから購入したのは『【VR】1泊2日のピンサロ研修旅行 天川そら・八乃つばさ(2023年/KMP)』の衝撃を再び味わえるかもという期待からだった。
女性の顔が近いというのがこの監督を評価するポイントだと思うが、私はピンときていなかったのです。しかし、お口でしているときも近いのはびっくりしました。つまり、体感的な位置関係を飛び越えてしまっているのです。
今作もまた飛び越えています。それがショックを受けるくらいにエロく感じるのは私が変わったからなのか、それとも監督が発見した体感とファンタジーの隣接点だからなのか。たぶん、後者だと思います。
推薦作品 3
【VR】【8K VR】パコサー飲み会VR!! 居酒屋貸し切りでヤリヤリサワー飲んでハイパー乱交VR ~忘れられないサークル飲み会in 城南みずほ台大~
得票数6 (他のレビューも見る)
ヤフコメ含め愛読しているYahoo!ニュースで、Netflixの『阿修羅のごとく』のレビューを読みました。四姉妹や母が一緒に料理を作るシーンで複数の人物が同時に動いている様子を自然に齟齬なく映し出しているのを、ずっと家族を描いてきた是枝監督の到達点として評していました。複数の人物が動いていても不自然さもなく映像としても見応えがある、という技術的な評価です。私もこのドラマを見ていましたし、そのシーンもうっすら記憶にありますが、レビューによってはじめてそのすごさに気づかされたのでした。
今作もまた、複数の人物が同時に、ものすごく同時に動く様子を映し出すものです。あまりにも自然でいて、しっかり主人公をもてなしている。
学年ごとにチーム感を出すのは、この映像を実現するための大発明だと思いますが、もちろんそれだけではありません。アイドリング状態の女性が一人もいないことはもはや矢澤レシーブ監督にとっては当たり前のことです。一日で撮りきったのでしょうから、何をどうしてこうなったのか、まったく想像がつきません。
繰り返しますが、しっかり主人公をもてなしています。つまり感情と景色、それも次々と現れるすごい景色が両立しているのです。矢澤レシーブ監督の複数ものの到達点を見た思いです。
推薦作品 4
【VR】10年ぶりに会った【初恋カノジョは性狂いの爆尻神乳ヤリマン剛毛性欲モンスター!】僕の童貞を奪い何度もザーメンを搾取された僕! 岡本莉里
得票数1
こあらVRの『ハメ撮りVR』はどれもシンプルな設定で、固定カメラでは難しい激しいプレイが楽しめるシリーズですが、2024年は設定も少し凝ったものが増えた気がします。ただし、セックスの体感が重視される分、設定を活かすのは女優任せなところがあります。
今作で岡本莉里はタイトル通りのキャラクターとして登場しますが、全編通してこのキャラクターを貫きます。これが驚くべきことなのは「我々」にはよくわかるはずです。
岡本莉里がもともとこういうキャラだったら、話は少しかんたんになりそうですが、そうじゃないことを私は知っている。『【VR】ご主人様の疲れを癒すモチムチ巨乳メイド性感リフレ』(2024年/TMA)では完ぺきに「ご主人様の疲れを癒やす巨乳メイド」でした。こういうキャラなら、こういうシーンでこういうことを言ってほしい、というおそらくアドリブのセリフ選びが私を突き刺してやまないのでした。
推薦作品 5
【VR】観光客に話題沸騰!インバウンド風俗花魁系ピンサロ『OMOTENASHI』裏オプ黙認で爆ヌキ花びら回転!抜きまくりヤリまくりの生本番!
得票数1
「我々」にとってTMAは「VR的」に物足りないメーカーだと思います。今作でも、ピンサロで椅子に座っている男の体はピーンと床からほぼ45度を維持していて、画角のために体感を犠牲にしているきらいがあります。
でも、TMAのピンサロシリーズは最後のハーレムチャプターが毎回毎回すばらしい。なぜこれが他メーカーでできないのか。ハーレムを見たい人ってね、どんな人が知ってる? 私のようなあさましい人間の欲望をなぜわかろうとしないのか。ハーレムを見たい人はね、ちやほやされたいいばりんぼなのです。お尻並べてるのに、指でいじって終わりってどういうこと?! 今作は完ぺきにその欲望をかなえてくれます。歴代の中でもプレイ的にはもっとも満たされました。あと、酒井莉乃はすごい。
メッセージ
今回の投票は「感情と景色」というのがテーマになっています。VR AVを「VR」より「AV」的に見る傾向が自分に出てきました。VRは身体性をともなう視聴体験ですから「感情」を想起させる作品がすごいと思いますし、AVは画面から見られる「景色」がすぐれていなければなりません(この場合の景色とは映像的美しさではなく、眼前で繰り広げられるもの、という意味合いです)。
過去の投票を見返して、2023年下半期のメッセージに「次があれば私を韓国旅行へ誘ったアカスリ店オーナーのおばさんの話をしたいと思います。」と書いてたのを忘れてました。
そのおばさんは、何台もベッドが並ぶので他の客がいつ来るかわからないアカスリ用の部屋から、アロママッサージをする個室へ私を連れて行き「あのね、なんか勘違いするお客さんが多いのよ〜」「ほら、手でしてって言うお客さん〜!」と誘導しはじめ、私が太ももの裏が凝っていると伝えたつもりなのに「や〜だあ〜、だからそういうのしないって〜!」とうれしそうだったのですが、私が、いや太ももの裏ですと冷静に繰り返したため、急速に盛り下がりました。そして突然「私には夫がいる」と言い出しました。「一緒に韓国へ行こう」「私は夫がいるけど、かわいい姪がいる。ぜひ会って」と話を続けた末、反応のにぶい私に「営業時間外でもいいからいつでも電話して」と名刺をくれました。という話でした。そのアカスリ店のあったサウナは、数年前につぶれました。