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トップVR AV監督が明かすVRの画質・動画クオリティ

トップVR AV監督が明かすVRの画質・動画クオリティ

2020年9月11日、突如ジーニアス膝監督がTwitterに投下した一連のツイートを全文掲載。2020年上半期、2018年上半期の二度にわたって作品部門1位を獲得した、現役トップVR AV監督が明かすVRの画質・動画クオリティのポイントとは!

トップVR AV監督が明かすVRの画質・動画クオリティ
ジーニアス膝監督ジーニアス膝監督 これまでの記事
2018年上半期、2020年上半期に作品部門1位を獲得したVR AV監督。

【豆知識】アダルトVRの画質、動画クオリティに関しては大きくまとめると以下の点で差が出てきます!

  • ①撮影機材
  • ②撮影環境(照明など)
  • ③編集部門1(スティッチ)
  • ④編集部門2(カラコレ)
  • ⑤編集部門3(エンコード、書き出し方式)
  • ⑥配信環境
  • ⑦視聴デバイス

①撮影機材、②撮影環境(照明など)

KMPから発売されるVRでは①②はほとんど統一クオリティです。光が回りやすい環境などがあるので少し②は関連するかもしれませんが。なのでユーザーの皆様が感じる画質クオリティの差のほとんどは③〜⑦が関わっていると思われます。

③編集部門1(スティッチ)

③のスティッチとはスティッチングの略称で、簡単に言うと、2台のカメラを固定の幅で置き、擬似的に人間の目と同じ環境を作り出す、と言うイメージです。私たちも片目ずつで視覚をとらえると少し見える絵がズレますが両眼を開けて観ると画が合いますよね。これで映像が3D化されます。

この時撮影時のカメラの幅などが離れ過ぎていると、スティッチング時に画がしっかり重ならず、このVR作品はお蔵入りになります。ある程度の決まった距離幅が確立されているので現在の撮影では泥酔してない限り起こり得ないです。トンボとか出目金とかってスティッチング失敗してますよね多分。

④編集部門2(カラコレ)

④のカラコレはカラーコレクションの略で映像編集で全体の色バランスやシャープさなどを整える補正作業です。静止画だと写真加工でポイントだけ修正できますが、現在アダルトVRでは全体的な色味調整しか出来ません。動画でおっぱいを大きくすることはできません。

(厳密にいうと出来るのですが)出来ると書いたのは厳密にいうと予算と時間があればできます。

ハリウッド映画や予算感の豊富な邦画などは映像の一コマずつにも修正を加えているケースがあります。映画編集をしている友人が、とある女優さんのパンツ姿を編集していた際、キワから隠毛がはみ出ていて、その陰毛を一コマずつ消していくという地獄の作業をしたみたいです。ちなみにVRの映像は一秒間で30から60枚の画像で構成されているので一秒間の陰毛を消すので最低30枚陰毛と向き合わなければいけません。。

アダルトVRは大体今80分ぐらいなので全尺で陰毛を消すとなると最低144000枚の陰毛除去作業となります。いや、最初から最後まで陰毛出てるVRってなに。

あ、VRの場合は二台のカメラなので×2でした。最低288000枚の陰毛除去作業となります。いや、最初から最後まで陰毛出てるVRってなに。石器時代モノ?

という理由から現在のアダルトVRでは映像にポイントで修正作業をすることはできません。今見えてるオッパイがその子のおっぱいです。だから偉大なんです。

スマホで打つの少し疲れたので今牡蠣を食べています。

⑤編集部門3(エンコード、書き出し方式)

⑤のエンコード、書き出し作業は①の同機材、同画質で撮影した素材を編集工程を経たのちに改めて、別の画質で書き出す作業です。例えば撮影時8Kで撮ったとしてもそれを3D化し、配信する際、8KでVRを配信できる配信サイトがないので、撮り素材の画質で書き出しても意味がないんです。この辺は、デバイスや、通信速度の向上により近い将来実現されます。現状ではホントごめんなさい。これがまず一つ本当の最高中の最高の画質で商品を売れない理由です。あと1、2年ち●ぽ片手に待っててください。

この書き出し方式によってどれだけ画質が変わるか。数値によっては、うんちで言うと、前日何食ったのかだいたい分かるうんちとアラレちゃんが枝に刺してるうんちぐらいの画質差が出ます。

⑥配信環境

ここからはVRファン眉唾ものかもしれませんが、書き出したてほやほやの動画(現行ハイスペVR機材が再生し得るMAXの画質)で発売前のプレビューは見ています。しかし、配信するサイト側の環境によりその画質では配信することは現状できていません。なぜなら数千を超えるVR作品を扱うサイトなどでは通信環境、サーバーの容量が跳ね上がってしまう、運営コストと見合わないからです。また、ユーザーの皆様がそのハイスペックVR機材を持っていないケースの方が多く(良いVR機材高いよね)極論、配信してもあまり幸せになる人が多くないからです。

ということでココは⑥の配信環境という部分の説明でした。これも時間がそのうち解決してくれます。でもあんまり良い画質でVR観れちゃったら、視覚情報が過多で頭痛くなって12Kのゲボ吐けちゃいそうですよね。

⑦視聴デバイス

あ、⑦の視聴デバイスについてもそうですね。そりゃ高けりゃ良い画質で見れます。余談ですが、現状KMPのVR編集部隊が最高画質編集、書き出ししたものを「川崎式」と命名予定です。敏腕編集マンが川崎競馬場で惨敗し、ふと天を仰いだ時に思いついた編集方式だからという由来が噂されています。

以上、ざっと簡単なアダルトVR画質豆知識でした。細かく言うとそれぞれ項目ににもっと奥の深いエピソードや専門知識、談話があるのですが、長くなるので…。これからもアダルトVRはよりリアル体験、エンタメ体験ができるようユーザーの皆様の意見とともに進化していくと思います。どうかお力添えを!

(元のツイートはこちら)