2022年下半期 1票得票作品
【VR】ぐちゅぐちゅと卑猥な音を奏でる神手コキで射精ギリギリまでチ○ポを刺激する噂の凄テクエステ嬢!そして最高潮に昂ったチ○ポを最後は生マ○コでたっぷり搾り取ってくれる!!
メーカーHunter
監督まさのり
出演如月ゆの
得票数1
投票者レビュー
健康ランドでアカスリ嬢に「きれいな肌〜」としきりに肌をなでまわされたことがある。
爆乳のアカスリ嬢(漫画家の西原理恵子に似た30才前後で、以下サイバラとする)は何度もあおむけの私に湯を勢いよくかけるので、股間をおおったハンドタオルは柳にかろうじて引っかかった洗濯物のような風情になった。アカスリ室には私たち二人きり。サイバラの指の動きは明らかにアカスリのものではない。「なんかやさしそ〜」。どういうつもりかわからない。アカスリ台はまだ2つ空いている。いつ他の客が来るかわからない。臆病にも心の中でひたすら九九を唱えた。
サイバラはあきらめなかった。オプションの洗髪をサービスでやってあげると言いだし、私の頭に爆乳を押しつけた。「肌白くていいな〜」とまた私の乳首付近をなで回す。私は全神経を集中して股間を鎮めつつ、そんなことないですよ〜と返す。誘われているのかそれとも人懐っこいだけなのか、たしかめる勇気もなく時間を30分ちかく過ぎてアカスリは終わった。最後まで他の客は来なかった。去り際はおたがい伏し目がちだった。
それから大浴場やサウナに行って小一時間ほど経ったころ、タオルを運ぶサイバラと場内ですれちがった。私が会釈すると彼女はあっ、と小さく声をあげた。目が泳いでいる。サイバラは頭を小さく何度も下げながら逃げるようにアカスリ室へ消えた。あれはやっぱ誘われていたんだな! サイバラの企みはあわれ未遂に終わり、私はラッキースケベのチャンスを逃したのだ。
サイバラは爆乳な上にちょっとかわいかったので今でも悔しくてしかたない(※1)。
あのとき、お姉さんこそ肌きれいですよ? くらい返しておけば。せめて九九を数えなければ。
なに考えてんの? 俺なら絶対そんなんされたから勃っちゃった、くらい言うよ? というような人には今作のすごさは半分も伝わらない。後輩OLと出張し相部屋になって言い寄られる系VRでも見て貧弱な淫語をどうぞ楽しんでください(※2)。
いいですか、我々はAIが人間の仕事を奪いつつある21世紀になっても、女性が性欲を発現させ仕掛けてくる状況にいまだ慣れていないのです。このまま女も奪われてしまうぞ。
ああ、我々はAVの繭の中で、初見の男に性行為を仕掛ける女性をいまだ安穏と「痴女」と呼ぶ。
■またしても傑作エステVR登場
このところ、まさのり監督のVRを以前ほど熱心に見なくなっていた(※3)。
HHHグループ(Hunterやお夜食カンパニー)の高画質で歪みのない映像のアドバンテージはもう無くなっているし、照明のせいか映像に奥行きがなく平板な印象まで受けるようになった。
いちばんの理由は体位バリエーションの少なさと見せ方のパターン化にあって、いまだ対面座位と騎乗位、座りバックと肘立て正常位が中心で、セックスしたった感(シテル感)に乏しく感じる(※4)。
今作もまた体位のバリエーションに乏しい。というかほぼない。
なのに1秒たりと目が離せない。文字通り悶えた。
まさのり監督にすごいエステものを見せられたのはこれが三作目となる(※5)。
体位体位言ってる場合じゃないのです。今作は日常ではめったに味わえない奇跡的な「時間」を体験する作品です。絶景を見られるVRは着々と増えているが、時間そのものをおそろしくリアルに味わえる作品はそうそうない。
お店のルールを破ってエステ嬢とヤっちゃう話ね、あるある〜♪とタカをくくっていた君の適正AV脳ははげしくゆさぶられ、真実の痴女遭遇者として余生をむなしく過ごすこととなるだろう。二転三転する理性、七転八倒する身体、ついには四の五の言わず己を差し出すのみ(※6)。
おお、適正AVユーザーよ、今作を見たら君はきっとおそれおののく。
ゴーグルの先にのぞくは女性の性と欲の深淵だ。
■痴女か使徒か
冒頭から18分もまじめにマッサージしていた彼女がなぜ突然キスしたい? と聞いてきたのか一切わからない。エヴァンゲリオンの使徒がなぜ攻めてくるのかわからないようにわからない。私のことを気に入ったのか、ただの気まぐれなのか、それともそういう病気なのか、何もわからない。
メンエス嬢(如月ゆの)はいっさい理由を説明しない。自分の気持ちも話さない。というかほとんど話さない。そのうえ、ほとんどこちらを見ない。たまにこちらをのぞきこんでくるが、それはキスするか観察のためだ。ときどき笑みをうかべても、とても印象的な彼女の黒目には、きっと私は映っていない。
カレシいないんですよーとか、お客さんタイプかもとか、興奮しちゃったんですかとか、そういうお店じゃないんですよ笑とか、何か言ってくれたら楽なのにおそろしい快楽を味わいながらおそろしく緊張した時間が延々つづく。
おお、サイバラよ、君も私も理由を求めすぎた。
■VR AVだからこそ
たいていのエステ系VRでは、エステ嬢はぎこちない痴女性を発揮しなければならない。
そして我々AVユーザーもそのぎこちない痴女性を受け入れなければならない。どうせセックスするだろうという予定調和の予感に満ちてゴーグルをかぶる。メンエス嬢にお触り禁止ですよとあしらわれるお約束の時間をやりすごす。
VR AVのお約束をぜんぶ忘れて、VRの得意なこと苦手なことをまっさらなところから検討して作られたのではと思うくらい、今作はめちゃくちゃ新しい。
セリフは最小限で、男優の手の小芝居もない。
主人公は仰向けのままはじまり、仰向けのまま終わる。ほぼノーカットでことは進む。今の固定カメラVRでまったく不自然さを出さないのならこれしかない、という構成だ。
2Dの盗撮映像風だったらAVにならないかも知れない(※7)。男優がしゃべるとブーイングされるVRの弱点を克服しつつ、VRだからこそAVとして成り立つものすごく冴えたやり方だ。
■如月ゆのとまさのり監督の胆力
手コキはきわめてVR向けプレイでもっと重視してほしいとちょうど思っていたのと、如月ゆのをTwitterで見かけてこの人きっとすごい、と思ったのが今作を見た理由だが、こんな夢中になって一気に見てしまうことになるとは思わなかった。
この作品を監督するには相当の胆力がいるかも知れない。
何しろ仰向けのまま100分である。途中でリアル距離からファンタジー距離になるくらいでカメラの位置は変わらない。
余計な小芝居を入れずに撮りきったのがすごい。なお、背景となる壁はおそらくコンクリの打ちっぱなしで、わざわざ茶色い壁紙を貼っている。この色味が効果的だった。
如月ゆのは圧巻の演技で、今作は彼女の天才を得て可能になった奇跡的作品だと思う。60分超のファイル1は挿入もなく(※8)、ほぼセリフもないのにハンドジョブのテクニック(と胸の谷間)だけであっという間に時間が過ぎる。女優もすごい胆力だ。表情がなにしろすばらしくてその変化を見逃すのがもったいない。
40分弱のファイル2にいたって、ついに彼女が挿入をしかけてくるが、実はファイル1が良すぎて期待していなかった。これまでの緊張は解けてアンアン言い出すんだろうな、動機不明の謎めいた時間は終わって普通のエロVRになっちゃうんだろうな、と思ったら、ここからがまたすごかった。
シリーズ化されるかも知れないが、如月ゆのに代わる女優はなかなかいないかも知れない。
※1:このアカスリ店ではその後オーナーのおばさんに韓国旅行に誘われるという事件が起きる。いつか語るときが来るだろうか。
※2:出張先同部屋系が典型的だが、女性が男性をネトろうとするNTR系VRでは多くが言うべき言葉を見失っているとつよく主張したいが今はその時ではない。
※3:ただ、今期で言えば『【VR】 コスプレ衣装メーカーの社長の私は仕事中にいつでもヤラせてくれるスケベな女性社員しか雇いません!!』にめちゃくちゃ興奮したのを言わないのはフェアではない。高低差をうまく使って常時三人のOLに囲まれる感がとても楽しい。体位はやはり単調だったが、一人ずつ着替えてくるという流れがたまらない。コスプレっていいものですね。
※4:もちろん監督作を全部押さえているわけではないし、『【VR】 新入社員のボクが配属されたのは、過去に社内の男性社員を手当たり次第、喰い散らかし問題になり左遷された淫乱女子社員だけが集められた、通称『ヤリマン課』だった!!』でのソファを使った谷あづさのシーンはとてもよかった。
※5:『【VR】 巨乳エステティシャン2人のエロ過ぎるオイルマッサージ!だけでは終わらず、ぬるぬるテカテカ極楽3Pへ!(本真ゆり、葵百合香)』は天井特化ブーム以前の天井特化プレイで斬新な景色に衝撃を受けた。『【VR】 彼女と一緒に行ったエステで隣で施術を受けている彼女がエステティシャンにNTRされていた!しかもそれを見てしまったボクもエステティシャンにNTRされてしまい、まさかのカップル同時NTR!(真宮あや、河北はるな、美園和花)』は演出面も演技面も完成度がすばらしく高い。
※6:この数字のくどいレトリックで残るは一、六、九。今作のリリース日が9/16なのは偶然ではない。
※7:2Dではエステ嬢と客が楽しく会話しているうちに盛り上がってという盗撮風AVは見たことがあるが(とてもよかった)、ほぼ無言というのは知らない。ちなみにVRでは『【VR】 あなただけ特別ですよ… 都内某所にある非抜きメンズエステで気に入った相手だとこっそり手で抜いてくれるという噂のお店に行ったら、奇跡の美人&巨乳エステティシャンはよほどボクの事が気に入ったみたいで抜いてもらうどころかSEXまでさせてもらえました!』の新川愛七は一人でしゃべっているとは思えないほど会話が自然でした。
※8:ハンドジョブのバリエーションの豊富さはこれまで見た中でVR AV最高峰だと思う。もっと言えば自分が入った性風俗の中でも最高級のテクニシャン。彼女の手の動きを自分でもマネするのをおすすめします。
ぱちべえ