2023 結果発表!

ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2016-2021オールタイムベスト

ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2016-2021オールタイムベスト

ぱちべえさん

推薦作品 1
ジャケット画像【VR】町内会の打ち上げに参加して近所の人妻の悩みを聞きながらあいづちを打っていただけで酒に酔った欲求不満な奥さんたちとまさかのエロ展開!!

メーカー変態紳士倶楽部

出演

得票数1   (他の1票作品を見る

小学一年生の頃、二人の同級生に迫られていた。色白でおとなしめのYちゃん、ちょっとふっくらして威勢のよいTちゃんが、下校の道すがら、私にまとわりついて、どっちが好きなの、どっちか選んでと言う。

うれしさよりも恥ずかしさが勝り、早く逃げ出したくてたまらなかった。どっちを選んでも事が収まらないのはわかっていた。どっちかと言うとYちゃんの方が良かったので、じゃあYちゃん、と言ってみたらTちゃんがおそろしい剣幕で、なんで?なんで?と泣いて怒ったからだ。

Tちゃんと言ったら、Yちゃんが泣く。そもそも、私にはKちゃんという片思いの本命がいた。もっと言えば、二人にとって私がどっちを選ぶかは大して意味がないとうっすらわかっていた。

三人とも帰り道が同じ方向だったが、家がもっとも近いTちゃんが、じゃーね!といなくなると、とたんにYちゃんは無口になる。私の家への曲がり角までずっと気まずい時間だった。

そんな気が重い下校の道行きは一ヶ月ほど続き、やがてバレンタインデーがやってきた。
学校は休みだった。

今日は二人に会わなくてすむと思っていたら、家のチャイムが鳴り、Yちゃんの小学四年生のお姉ちゃんが立っていた。

YとTちゃんから、と2つのチョコレートと1通のラブレターを渡された。

「ぱちべえくん、私たちのどっちが好きですか?」とラブレターを大笑いで母が読み上げるのを半泣きで止めつつ、Yのお姉ちゃんがいちばんいいなと思った。一年生にとって四年生はもはや熟女であり、私の熟女好きはすでにはじまっていたのだろう。

この沈鬱な幼きハーレムの思い出から私たちが学ぶべきことは多い。
もっとも重要なことは2つ。

ひとつは、ハーレムとは選べない状態であるということ。選んだときハーレムは終わる。
VR AVで、強引な女性に、男優が手をパタパタ振ってキョドって見せる愚かしい小芝居がしばしば見られるが、決断を避けるという意味では、あの小芝居は正しい。

もうひとつは、集団であるからこそ女性は気楽に振る舞えるということ。Tちゃんが途中でいなくなった後、Yちゃんは寡黙になった。二人いたからこそ、恋愛ゲームを楽しめたのだ。

今作は一時間かけた雑談で、ハーレムになっていく。集団だからこそエスカレートしていくという心理を、これほど見事に表現している作品を他に知らない。

ハーレムが生まれる過程を体験できる貴重な作品だ。

■投票時のレビュー
ぱちべえ@痴女同盟さんのエロVR10選 2018年上半期 推薦作品4

——みんなでちょっといけないことしちゃおっか? という異常な集団心理。

推薦作品 2
ジャケット画像【VR】上から目線でVRオナニーの指示(JOI)するドスケベOL 【3コーナー100分長尺・アナタに直接淫語でオナニーサポート・カウントダウン射精で超没入!】 玉木くるみ 笹倉杏

メーカーSODクリエイト

監督夢野あいだ

出演笹倉杏 玉木くるみ

得票数2   (他のレビューを見る

まるでファッション誌の表紙のようなパッケージ写真。私が知る限りVR AVでもっとも美しい1枚です。
この作品に前後して、エロVRでは「JOI」が流行しましたが、ほとんどは「なんちゃって」M男プレイの域を出ませんでした。

※このへんの「JOI」事情は、M男プレイにやたら詳しい、だやま牧場さんが書いたコラム『最強のJOI(オナニー指示) AVガイド!海外と日本のJOIを徹底比較、徹底紹介!』をぜひご一読ください。

会社の後輩・笹倉杏、取引先の上司・玉木くるみによって、日をまたいで射精管理の罠にはめられていくという凝った構成です。

JOIは、自分をオカズに男にオナニーさせるわけで、女性が自身の魅力に強烈な自負がないと成立しません。今作は、最初から男がハアハアしてるわけないドラマ仕立てですのでなおさらです。笹倉杏も玉木くるみも、きらびやかで驕慢で、美しいパッケージ写真そのままの世界が繰り広げられます。

とくに笹倉杏の「完全にワカッテル感」がすばらしく、視聴後に興奮した私は、缶コーヒーのCMに笹倉杏が出たら、石田ゆり子を超えるのではないかと繰り返しツイートしたものでした。

VR AVはまだ市場が小さいのか、ジャンルにまだふわっとしたところがあります。
しっかり作り込まれ、一般ウケするエロエンターテインメントでありつつ、マニア向けとしても筋が通っている今作は、エロVRを振り返ったときに押さえなきゃいけない一本だと思います。

■投票時のレビュー
ぱちべえ@痴女同盟さんのエロVR10選 2018年上半期 推薦作品6

——男優がいないことで実現した自由自在な距離感、密着感がすばらしい。そして男優がいないことが全く気にならない!

推薦作品 3
ジャケット画像【VR】四性鬼神 ~神に選ばれしもの~

メーカーKMP

監督ウィルチンチン

出演八乃つばさ 優梨まいな 羽生アリサ 稲場るか

得票数2   (他のレビューを見る

VFXがエロVRの可能性を広げています。
宇宙空間でセックスしたり、分身した人気女優が一人でハーレム状態を作ったり。

この作品は、SFアクション的特殊効果をセックスに持ち込んでいるのが新しかった。
セックスシーンをVFXで拡張した作品は初めてだったのではないでしょうか。
しかも絶頂が近づくにつれBGMまで入るのです。

いずれユーザーが慣れてきたら、疑似ザーメンの代わりに光線が出るようになるかも知れません。
私はエロマンガの「くちゅくちゅ」みたいな擬音描き文字が重なったら興奮するんじゃないかと思ったりしました。
この方向の後継作が待たれます。

■投票時のレビュー
ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2020年下半期 推薦作品8

——VR AVが豊かな表現を手に入れた、記念すべき作品だと思います。さらに重要なのは、VRとVFXの組み合わせは相性がとてもいいということを、今作が明らかにしてしまったことです。

推薦作品 4
ジャケット画像【VR】【新感覚ドラマVR!】ボクにとって動画ってやつは結局夢と同じで、ぬくもりも無ければ香りもしないが、そこでしか存在しない君を想う不適当な温度感 麻里梨夏

メーカーKMP

監督ジーニアス膝

出演麻里梨夏

得票数1   (他の1票作品を見る

ユーザー主観の固定カメラの前で、女優が演技するVRは、演劇の舞台を映像に収めるようなもので、映像表現とはなかなか言いづらい状況が続いていたと思います。

今作は、まるで私小説を見せられたような、まさに映像表現と言える作品でした。この作品がもたらしたものはとても多かった。VR AVの視聴時にさんざんTwitterに書きましたし、このエロにも投票しているのですが、やっぱりエロVR史に燦然と輝く忘れてはならない作品だと思います。

深読み要素満載の謎めいた展開に、こんな表現ができちゃうんだと感動しました。
エロVRを語ることに遠慮しなくていいんだと思えた、自分にとって大切な作品です。

■投票時のレビュー
ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2019年上半期 推薦作品2

——“主人公”のようで、実際には目の前の女性に触れることができないもどかしさに、ユーザーは実は自分自身がそこに不在であり、無力であることを思い知ります。

推薦作品 5
ジャケット画像【VR】もし性交治療のある病院に入院したら…【隣では女性患者がイカサれまくるし、僕にも術後の性交処置ってことで看護師さんがまたがる!なんだこの病院!と思いつつ、何回も射精された!いい病院だ、これは!】

メーカーSODクリエイト

監督木村真也 二村ヒトシ

出演篠田ゆう 玉木くるみ

得票数1   (他の1票作品を見る

AV制作にはいろんな制約があると想像します。
音楽も好きに使えないし、メーカー名や商品名がわかるものをあまり置けないでしょうし。

制作時間も普通のドラマよりもずいぶん短いでしょうから、台本の読み合わせもどれくらいできるものなんだろうと思います。

そんなことをユーザーながらにおもんばかると、AVでの演技にはあまりどうこう言うべきじゃない気がしてしまいます。
そもそも、何年かかっても手をつなげないような男女関係もある中で、数十分のうちにセックスまで行き着かなければならないし。

2018年上半期に自分が選んだ作品を眺めてみると、そんなユーザーの忖度を一蹴するような、見事な演技が見られるものが多い気がします。
中でも今作はダントツにドラマとして抜け目なく仕上がっているんです。

ナースの篠田ゆうのテキパキした事務的対応も、隣のベッドで不安げな入院患者、玉木くるみのたたずまいも。
さらに驚くのは、検診に来る男性の医者で、この人のピシッとした口調で一気に世界にひきこまれてしまいます。

性交治療のある病院というハチャメチャな設定が、すとんと自分に入ってくるんです。
自分が主人公になることが多いVRでは2Dよりもドラマとして成立させるのは難しいと思うのですが、徹底的にまじめに設定をやりきっていて、作品世界に自分がいる感覚を無理なく味わえたのは初めてでした。

今思うと、ペアルームNTRエステの源泉でもあるかも知れません。

■投票時のレビュー
ぱちべえ@痴女同盟さんのエロVR10選 2018年上半期 推薦作品9

——ファンタジー設定を徹底的にやりきって納得させる見事な演出と演技。鏡が効果的!

推薦作品 6
ジャケット画像【VR】歌舞伎町A店全面協力!本物店舗で撮影した超リアルハプニングバー体験 VR

メーカーナチュラルハイ

監督レモンハート中島

出演

得票数2   (他のレビューを見る

知らない世界、架空の世界を疑似体験できるのがVRのおもしろさの本筋でしょう。好色なエルフに取り囲まれたり、謎の銭湯女子が乱入してきたり、突如AV男優の代役になったりする設定が楽しい。もちろんAVなのでこの女優と……というのが最大の楽しみですが、2D AVよりも世界観の比重が大きい気がします。

未知の空間を体験するという点で、この作品は今も金字塔じゃないかと思います。
グラマーなエルフたちに囲まれたときより未知でした。

■投票時のレビュー
ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2019年上半期 推薦作品9

——テンポよくカットが切り替わり、すぐに店内の間取りまで把握できるくらいうまく演出されています。とにかく飽きない、まどろっこしさや、つたなさゼロの快作です。

推薦作品 7
ジャケット画像【VR】社宅に住むボクが父の社員旅行中に近所の人妻の悩みを聞きながらあいづちを打っていただけで酒に酔った欲求不満な奥さんたちとまさかのエロ展開!!

メーカー変態紳士倶楽部

出演

得票数1   (他の1票作品を見る

今回選んだ中では、唯一、過去のこのエロに投票していない作品です。

町内会の奥様VRをはじめて世に送り出した、変態紳士倶楽部の作品ですが、こういう近所の奥様設定は、すっかりありきたりとなっていて、しかも真木今日子のいちいち上から目線がしゃくに障るので、ハーレムVRで王様気分を味わいたい私の中では評価が低かったのです。

しかし、見返した回数がいちばん多いのがこの作品なのです。
この作品以上にハーレムVRの醍醐味を味わえるものはない気がする。

何がすごいかって、ましろ杏に立ち膝してバックで挿入しながら、優梨まいなと真木今日子も立ち膝で両脇に迫ってくることです。すさまじい多幸感です。この場面がとても貴重なんです。

「立ち膝こそ女優の体を等身大で感じられる」と言いたい。

最初に立ち膝の魅力に気づいたのは、2017年12月リリース、ROCKETの『【VR】ROCKET3DVR 巨乳の母親と親戚の叔母さんダブルで孕ませ近親相姦』でした。水城奈緒が母役、倉多まおが叔母役のハーレムものです。

中出しを求める母に、叔母が「だめよ〜親子で子ども作っちゃうの〜」的なことを言って、息子のちんこを奪おうとすると、母・水城奈緒が「親子だから大丈夫よ〜」とまったく意味不明なことを言って完遂するなど謎場面が続出するのですが、二人の女性が立ち膝でにじりよってくるところを何度繰り返し見たことか。

思うに、座って見るユーザーの身体性に、立ち膝がいちばん合ってるのかも知れません。

以来、立ち膝は私にとって見どころの一つなのですが、意識的に立ち膝を使っている作品はまだ見たことがありません。あったら教えてください。

多くのハーレムVRは、女性それぞれが魅力を発揮できるポジショニングに腐心していると思いますが、やっぱり対面座位や騎乗位では、正面の女優優先になりますよね。

これがバックや背面騎乗位になって正面の女優の顔が見えなくなると、がぜん両脇の女優が身を乗り出してくるタイムになります。

ところで、バックというと、男が立ち膝にならないで、座ったままのものが結構ありますよね。私、これが好きになれないんですよね。バックのときは視点がもっと上がりたい。
そのへんはこのツイートにまとめています。賛同の声はほぼありませんが、いいんです。

ハーレムVRでは、とくに立ち膝バックもしくは立ちバックで視点が上がっていると、ハーレムならではの景色を楽しみやすくなります。

残念なことに、ハーレムVRで立ち膝バックはむしろ採用されない傾向がある気がします。
立ち膝バックを採用されている場合は、ほぼもれなく両脇の女性が立ち膝で迫ることになります。
でも、たいていは立ち膝の時間が短いんですよね。

※むしろ四つん這いの女優をまたいで、あそこを突き出し仁王立ちする方が重視されてないでしょうか。いや、されている。
目の前に仁王立ちされたると、どうしても触り方は順手になります。男性の愛撫する手が順手と逆手なら、逆手になるべきと断固訴える。

なお、真木今日子は別のハーレムVRで、下から目線の理想的な振る舞いを見せています。

推薦作品 8
ジャケット画像【VR】 巨乳エステティシャン2人のエロ過ぎるオイルマッサージ!だけ初めての景色では終わらず、ぬるぬるテカテカ極楽3Pへ!初初めての景色初めての景色初めての景色めての景色

メーカーHunter

監督まさのり

出演

得票数1   (他の1票作品を見る

2020年上半期は『天井特化アングル』が本格化し、特化ブームの先駆けとなりました。その後『地面特化』が生まれ、『領域展開』と続きますが、これらの流れとは離れたところで突然にこの画期的な作品が現れました。

現在の領域展開と同様に、仰向けになったユーザー視線で、下半身と上半身を同時に責められます。
女性がユーザーの頭の方、画面上方から逆さまに顔を出し、これまで見られなかった二の腕や脇、逆さまに揺れるバストを体験できるという画期的なアングルが展開されます。

領域展開はそのアングルの効果を引き出すためか、常に女性が逆さまに刺激を続けるので、ちょっと息苦しいところがあります。この作品は頭の少し横あたりから施術するというテイで、女性がおおいかぶさったり、のぞきこんでくるタイミングはごく自然で息苦しさがありません。

それは、まだ誰も見たことがなかった景色だったはずです。革命的でした。

せっかくなので、まさのり監督によるもう一つの革命についても触れておきましょう。それは「おっぱいパブVR」です。

2017年頃、おっぱいパブを題材にしたVR AVが多かったのを覚えているでしょうか。
私が最初に笹倉杏を見たのはWAAPのおっパブもので、このときの笹倉杏のカメラ相手の演技の自然さに衝撃を受けたのですが、暗幕を張ったような部屋に二人きりというチープなつくりで、しかも途中で白飛びしたりしていました。
他のメーカーのものも、お互いの顔が丸見えのピーカンの部屋で、ただ椅子が並んでいる程度のものがほとんどでした。せいぜい三席ほどが用意され、自分もその一つに座ると、女優が順繰りに回ってきたりするのです。まるで椅子取りゲーム。しかも、前の客からそのまま移動してくるので、前の客が舐めたおっぱいがそのままあてがわれるのです。

このような悲惨なおっパブVR状況でしたから、当時の私はTwitterで「#おっパブ大戦争」というタグを作り、おっパブVRの新作チェックにいそしんでいました。

そんな中、まさのり監督によって生み出された革命的おっパブVRが『【VR】VR長尺 おっパブのハッスルタイムで暗くなった隙に全開のチャックからフル勃起チ○ポを出してパンツごとマ○コにめり込ませても強く拒否しないからこれはもしかしてチャンス?と思いこっそりズラし挿入したら周りにバレないよう必死に声を殺して感じまくり!』だったのです。

これの何が革命かと言えば、まずしっかり部屋が暗いのです。部屋の暗さは欲情に直結するというのが私のオカルト理論ですが、なかなか暗さをしっかり表現したVRは今も少ない。私が知る限り、はじめてVR AVに室内の暗さを持ち込んだのがこの作品です。

そして、あまりにも見事におっパブなのです。登場の手順も、内装のしつらえも、何より重要なBGMの音量まで、完ぺきにおっパブなのです。

もちろん、おっパブには地域差があり、店舗によっても違いがあります。遊び方のシステムも、料金システムも。TAX10%ってなんだよ。ぜったい税金じゃねえだろ。

私がかつて迷い込んだあるおっパブは、ショッピングセンターの保育スペースのようなふかふかのマットが敷き詰められ、椅子の無いフラットな床に、嬢と客が三々五々に座ってお酒を飲むという異様なシステムでした。部屋は明るく、これではハッスルタイムになっても、隣が丸見えではないか、とそわそわしていると、ビートの効いた曲が大音量で鳴り響きました。いよいよハッスルタイム……! 目の前の嬢に手を伸ばそうとすると、するりと半裸の嬢は立ち上がりました。

目の前の嬢だけはありません。他の嬢もそして客も皆いっせいに立ち上がり、手をつなぎ輪になって飛びはねはじめるではありませんか。

これが……ハッスル……!?

というように、まるでカルト集団のような店もありました。まさのり監督のVRのように、ごく標準的な良質な店舗では、すばらしいおっぱいの持ち主でなおかつ、いい案配にかわいい嬢が私にまたがり「なんかお尻に当たってるんだけど、これなあに?w」と耳元でささやくAVさながらのプレイをしてくれたこともありました。

ちなみに当時JDだったこの嬢は、もう一人初々しい嬢を連れてきて「今日わたしの同級生をこの店に紹介したんだ。やさしくしてあげてね」と、まるで某枢木さんの「この子買ってよ」シリーズのようなエピソードを持つのですが、私のラッキースケベエピソードはTwitterのフォロワーたちにスルーされる傾向がひじょうに強いので割愛します。

もう一つちなみに、まさのり監督ご自身のツイキャスでたしか聞いたのですが、おっパブには一度しか行ったことがないそうです。それであのリアリティとは信じられません。

まさのり監督はさらに暗い中でも、というより明るいところよりも女優がきれいに見えるというライティングをおっパブシリーズ第二作で繰り出しています。いまだにこれらを超えるおっパブVRは、断言しますがありません。

第一作がリリースされたときの私の喜びようはすさまじいもので、某グルメマンガの究極対至高のシステムで延々とTwitterにレビューしたものでした。私のTwitterアカウントは常態的にBANされているので、貴重な歴史的タグ「#おっパブ大戦争」を賢明なる読者諸兄でも追えないでしょう。でも大丈夫。ここに貼っておきます。

K極「ほおっ!これは見事におっパブにしつらえたな!ボーイの小気味良い案内、騒々しいBGM、しかも他の席に付いているのは出演女優以外のコじゃな!」
Y岡「ああ、チープな部屋で出演女優がぐるぐる回る名ばかりのおっパブでは出せない本物の味わいを追求した」
T井副部長「ひゃあっ!またすっごいコが来たよっ!盆と正月がいっぺんに来たみたいだよっ!」

まさのり監督には、『【VR】 彼女と一緒に行ったエステで隣で施術を受けている彼女がエステティシャンにNTRされていた!しかもそれを見てしまったボクもエステティシャンにNTRされてしまい、まさかのカップル同時NTR!』という、演技が追いつかないのか演出が追いつかないのか、VRではなかなか見ることができなかった、複雑でエモーショナルなNTR世界線を完ぺきに描ききる作品もありましたが、そろそろ話を戻します。

本作の革命的アングルは『超々天井特化』シリーズとして引き継がれていきますが、この作品をズバ抜けたものにしているのは、本真ゆりと葵百合香コンビでしょう。

女優にとって、2D AVとはまったく違った緊張感がVRにはあると想像します。とくにこのアングルでは、ふだんは意識して見せることがない部位を強調され、しかもユーザーにささやきつづけなければならない。

本真ゆりがVRで見せる落ち着きぶりは、並み居るVR上手な女優の中でも群を抜いていると思います。おそるべきマイペースで、なおかつすべてに意識が行き届いています。達人です。

本真ゆりと葵百合香コンビは、本作を含め同時期に三作も、それも違うメーカーのVRに出演しています。

どれもすばらしく、矢澤レシーブ監督の『ロッカー』シリーズは、このエロに投票しています。ZAMPA監督の『【VR】ムチムチ×どスケベ×ボディコン お色気むんむん肉感痴女に90分コースで4射精体験VR』は、VRでここまで淫蕩の限りを尽くしたハーレムVRは珍しいので、ぜひ見てください。ストリーミングでは巨人化してるので、ダウンロードがおすすめです。

■投票時のレビュー
ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2020年上半期 推薦作品2

——言葉を重ねるほど、この作品の魅力を言い洩らす気がする。もう、すべての人の脳内に直接語りかけるより他ない。
……この…エロVR……優勝……人生…最短の83分だよ、もー(最後早口!!

(3,394文字)

推薦作品 9
ジャケット画像【VR】会社の飲み会で終電逃したけれど 酔ってエロくなったムッチリ巨乳女上司に逆セクハラで朝まで抜かれまくった僕

メーカーマドンナ

監督ドラゴン西川

出演新川愛七 佐知子

得票数1   (他の1票作品を見る

ハーレムVRにおける正常位は大問題だ。

何人もの女性を同時に抱くのがハーレムの醍醐味であるはずなのに、正常位ではどうしても1対1感が強くなる。騎乗位ではあれほど左右から干渉してきた女性たちも、正常位になると、今はそういうターンじゃない、と傍観もしくは応援にまわる。

正常位する傍らに女たちが並んで、もっと腰振ってあげて、とか、何度も出したのにまだ元気、とか解説席にいるようなことを言い出す。

本作の前半はごく平凡だ。しかし後半に進むとまったく様相が変わる。翌朝まで延々セックスが続き、女たちはヘロヘロになっている。男は高い視点から、このヘロヘロな女たちをいいように突きまくる。バックは立て膝で視点が高く、正常位でも覆いかぶさらない。

この作品が今も非凡なのが残念だ。

■投票時のレビュー
ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2020年下半期 推薦作品4

——ハーレムVRにおける二大問題を一気に解決した記念すべき作品

推薦作品 10
ジャケット画像【VR】終電を逃した巨乳社員2人とホテルで部屋飲み 酔って熟睡する後輩のW無防備胸チラを見たら…あなたならどうする?

メーカーDANDY

監督星テロル

出演

得票数1   (他の1票作品を見る

ハーレムに限らず、エロVRに登場する主人公は童貞が多い。
童貞でなくても奥手というのか、あまり女性にがっつかない。

以前にも書いたように、スティーブン・セガールは家族以外に二人の女をセックスパートナーとして自宅に住まわせているというゴシップが流れたことがあるが、一人で戦艦を制圧するような豪腕の登場を私は期待する。

今作にはハーレムVR史上、もっとも豪腕な主人公が登場する。

ひどい男で二人の女を弄ぶ。二人がかちあって、典型的な「アタシの方がいいよね」ハーレムの様相を呈しても、まったく動じない。
かわるがわる酔っ払った女が上に乗ってくるのを、きっと薄笑いで楽しんでいるのだろう。

しまいに、一人に正常位をキメながら、もう一人のアソコを足でぐりぐりいじる。
主人公の冷淡さが、女性たちを結束させ、むしろ後味のよさだけが残る。

■投票時のレビュー
ぱちべえさんが選んだ「すごいエロVR」 2020年上半期 推薦作品4

——おしえてください
ハーレムに生きとし生けるものの
ちんこの数に限りがあるのならば
アタシはどうですか アノコよりいいですか
フェラはどうですか アソコもいいですか
おしえてください

メッセージ

この投票は、私にとって「エロVR大学」の卒業論文です。

とても楽しい4年間でした。エロVRにおいて世界最高水準の教育環境だったと思います。また多くの優れた教授、学友と出会うことができました。

この卒論の主題は「ハーレムVR」ですが、ハーレムとなるとVRは2Dに及ばない部分もまだまだあります。矢澤レシーブ監督の『領域展開』シリーズで、2Dに肉薄する肉体共有体験を得られるようになってきましたが、まだまだ未開の荒野は眼前に広がっています。

主題からもれた作品に触れておきます。小学生が卒業式に思い出を連呼するように、楽しかった4年間を振り返りましょう。

・エロVRに出会ったAVVR
私が最初にVR AVを見たのは、今は亡き「AVVR」がリリースした水城奈緒の作品でした。水城奈緒が出ていなかったら、VR AVを見始めるのはずっと後だったかも知れません。部屋の赤黒さが印象的でした。まだゴーグルを買ってなかった。スマホに再生アプリを入れただけの状態でまずは再生しました。「裸眼立体視」で見えたら楽ちんだな、とおもいきり寄り目で見ましたが、なかなか結像しなかった。

・やっぱり無理だった裸眼立体視
そこで私は「裸眼立体視」を鍛えるアプリをインストールし、一週間ほど訓練に励んでいたのですが、激安の殿堂で999円のゴーグルを見つけ、やはりテクノロジーに頼ることにしたのでした。

・楽しかった露天風呂
露天風呂で混浴がしたくてたまらなかったのですが、当時のVRは狭い空間で展開されることが多く、早くも飽き気味になったところ、あおいれなの露天風呂VRで初めてお外に出ることができ、VRすごいじゃん!とハマっていきました。顔騎感もその頃としては抜群に高かった。

・がんばったハーレムVR
美咲かんなの評判が高いのですが、やはりハーレムが良かろうと初美咲かんなは篠田ゆうとの共演ものでした。このへんのリリースでは、推川ゆうり+宮崎あやが良かった。澁谷果歩・紺野ひかる・月本愛のローションぬるぬるハーレムも良かったし、松本メイ・桜ちなみ・小西悠のハーレムも良かった。

まだまだ思い出は尽きませんが、これで卒業です。
あ、そうそう、見るのが怖いからって、ゾンビVRをみんなで時間を決めて一斉に見たのは楽しかったですね。

これからは「エロVR大学院」へ進学し、よりハーレムVRに対する専門性を高めていきたいと思います。